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掲載日:2021年7月29日

乳腺外科

特色・専門分野

  • 当科での乳がん年間手術件数は1975年の開院以来、増加してきました(下表)。2004年から400人を超える患者さんが手術を受けられております。
      年別手術件数 
  • 乳房温存手術の割合は時代の流れに応じて変遷し、近年では50-60%となっております。
      年別乳房温存率

 

院内の連携により一人一人の患者さんに適した乳がん診療を提供

センチネルリンパ節

 乳がんの疑い、またはがんと診断され当院を受診された場合、まず乳腺外科で診療をします。初期診断では、診察とマンモグラフィ・超音波(エコー)検査・MRIなどの画像診断、針などでがん組織を採取し顕微鏡で観察して病気を判定する病理診断を行います。正しい画像診断をするために専門の技師が検査をし、医師と共同して診断をします。組織診断は、病理診断科で詳しく正確な診断をしてもらっています。

 乳がんの治療は、①局所(乳房・リンパ節)の治療と②全身に対する治療とがあり、①は手術や放射線療法など、②は薬剤治療で①②を組み合わせて治療をします。当院では手術は乳腺外科、乳房再建は形成外科、放射線療法は放射線科、薬剤治療、特に抗がん剤や分子標的治療は乳腺腫瘍内科のそれぞれ専門医が担当します。もちろん一人の患者さんに対してこれらの治療を組み合わせて行うことになるので、必要な情報を共有しながら適した治療を選択し施行しています。

 当科では2004年から年間400人を超える乳がん患者さんが手術を受けられております。近年はがんを確実に切除するとともにより良い形・整容性が求められるようになり、それが達成可能な範囲で、乳房温存術や乳房切除(+再建術)術の術式選択を希望も含めて決めています。現在の乳房温存術+放射線療法は乳房切除術と同等の根治性と、乳房再建術と遜色のない整容性が求められていることになります。この乳房温存療法の成績は、外科的手術の向上はもちろんのこと、画像診断、病理診断、放射線治療、内科的薬物治療といった他診療科とのチームワークにより支えられています。 また2005年から形成外科が開設され、乳房切除術を受ける患者さんは、乳房再建手術を受けることができるようになりました。最近ではこの乳房再建手術を受ける方が少しずつ増加しています。

 乳がんに対しては、乳房手術と同時に腋窩(わきの下の)リンパ節切除するリンパ節郭清を行いますが、リンパ節転移のない患者さんではリンパ節をとる必要がありません。しかしリンパ節転移は術前の画像診断で診断できないこともあります。そこでセンチネルリンパ節(がん細胞が最初に到達するリンパ節)を外科的に摘出し、病理検査を行うセンチネルリンパ節生検によって腋窩リンパ節にがんの転移を認めないことが確認できれば、リンパ節郭清を行わずにすみます。そうすれば腕のしびれやむくみなどの合併症がおこりにくくなり、患者さんの手術後のQOLは著しく向上します。近年ではセンチネルリンパ節転移陽性の患者さんにおいても、一定条件下でリンパ節郭清を省略することがあります。

乳がん患者さんのサポート

 乳がん診療は進歩とともに複雑となっている面がありますので、患者さんのより良いサポートは前述の連携各科に加えて看護部門、遺伝子検査などを担当する腫瘍診断・予防科、相談支援センター、リハビリテーション部門、生殖医療施設などの充実した診療協力体制の上に成り立っております。

 例えば遺伝性がんが疑われる場合は遺伝カウンセリングや必要に応じて遺伝子検査を行い十分な情報が得られるようにしています。がん対策としてライフステージを考慮した治療も重要で、若年性がんではがんのリスクとともに仕事や家庭の問題、お金の問題、今後の妊娠・出産など多くの悩みがあり対策が求められます。患者さんにはぜひ、いろいろ支援方法がありますから率直に主治医や看護師、相談部門に聞いていただきたいと思います。当院でも仕事やお金の問題には窓口として相談支援センターがあり、妊孕性の問題は埼玉県のがん・生殖医療ネットワークと共同して対応ができます。また心理支援についても研究が進められており、がん患者さんを支える力は少しずつ大きくなっているのです。

 

当院では乳腺外科・形成外科が協力して乳房再建の手術を行っています。
詳しくは乳房再建手術をご覧ください。

スタッフ

松本 広志 マツモト ヒロシ

乳腺松本Dr

科長兼診療部長/平成3年 富山医科薬科大学卒

専門

乳癌の診断・治療

資格

医学博士
日本乳癌学会  乳腺専門医、評議員
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会施設代表責任医師
日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影認定医師
日本外科学会  専門医
Sentinel Node Navigation Surgery研究会施設代表医師
第16回日本乳癌学会関東地方会当番世話人
日本乳癌学会関東地方会埼玉県世話人
乳腺画像病理カンファレンス 代表世話人
埼玉乳がん臨床研究グループ 副理事長
埼玉県生活習慣病検診管理指導協議会委員
埼玉・群馬乳腺疾患研究会 世話人
北関東乳腺臨床腫瘍研究会 世話人
埼玉乳癌懇話会 世話人

 

戸塚 勝理 トヅカ カツノリ

写真:戸塚 勝理

副部長/平成15年 富山医科薬科大学卒 平成25年 群馬大学大学院修了

専門

乳がんの診断と治療

資格

医学博士

日本外科学会  外科専門医

日本乳癌学会  乳腺専門医

日本がん治療認定医機構がん治療認定医

検診マンモグラフィ読影Aランク

平方 智子 ヒラカタ トモコ

医長/平成15年金沢医科大学卒 平成26年 群馬大学大学院修了

専門

乳がんの診断と治療

資格

医学博士

日本外科学会  外科専門医

日本乳癌学会  乳腺専門医

日本がん治療認定医機構がん治療認定医

検診マンモグラフィ読影認定医師AS評価

久保 和之 クボ カズユキ

乳外久保和之医長/平成15年 信州大学卒(形成外科兼務)

専門

乳がんの治療

資格

日本乳癌学会  乳腺専門医

日本形成外科学会  形成外科専門医

検診マンモグラフィ読影認定医師A

坪井 美樹 ツボイ ミキ

医長/群馬大学卒   群馬大学大学院修了

専門

乳腺外科

資格

医学博士

日本外科学会  外科専門医

日本乳癌学会  乳腺専門医

 

 

 

 

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
がん相談については、地域連携・相談支援センターをご利用ください。
地域連携・相談支援センター連絡先
電話:048-722-1111
受付時間 平日9時00分~16時00分

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