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掲載日:2025年5月20日

リハビリテーション科

がんロコモ検診について 

1. がんロコモ検診とは?

1)検診の目的:がん治療を継続するために、骨・筋肉・歩行機能を評価し、転倒や骨折を予防すること

2)対象者:当院でがん治療中または経過観察中の患者さん

3)検診のポイント:

  •  早期発見・早期対策で転倒や骨折を予防
  • 「動ける体」を維持し、治療の継続をサポート
  •  日常生活動作や体力の改善につながる
2. 検診の内容(詳細な検査項目)

1)骨密度検査(DEXA法):骨粗鬆症のリスクを評価

2)体組成検査(筋肉量・脂肪量の測定):筋肉量や体脂肪率を測定し、運動機能の低下をチェック

3)歩行機能解析:歩き方やバランスを評価し、転倒リスクを分析

4)ロコモ度テスト:運動機能の簡易評価を実施

3. 検診の流れ

1) 受付・問診:日常生活や運動器についてのヒアリング

2) 各種検査:骨密度、筋肉量、歩行機能を測定

3) 結果の説明・アドバイス

  • 骨粗鬆症治療やリハビリの紹介
  • 自宅でできるエクササイズ指導
  • 生活習慣改善のアドバイス
4. 検診の実施日・予約方法
  • 実施日:毎月第1・第3金曜日の午後(※変更の可能性あり)
  • 定員:5名/日(完全予約制)
  • 費用:9,200円→初回限定割引:4,600円(50%OFF)
予約方法
  • 電話予約:予約専用電話 048-722-3333
  • 受付窓口:埼玉県立がんセンター予約係/リハビリテーション室

※予約における注意点

  • 混合診療を避けるため、検診のご予約は診察とは別日でお取りください。


5. よくある質問(FAQ)

Q. どのくらいの時間がかかりますか? → 約1時間程度
Q. どんな服装で行けばいいですか? → 動きやすい服装でお越しください
Q. 結果はすぐに分かりますか? → 当日、医師やスタッフが分かりやすく説明します
Q. どのような人に特におすすめですか? → がん治療の影響による骨粗鬆症や運動機能の低下が心配な方

最新情報 

  • 2025年5月10-11日 第2回日本がん作業療法研究会に遠山療法士が参加、研修しました。

  • 2025年4月10-13日 World Congress on Osteoporosis, Osteoarthritis and Musculoskeletal Diseasesで小柳医師が「Assessment of a machine learning model for early fracture risk prediction in cancer patients receiving osteoporosis care」をポスター発表しました。

 

2024年度までの情報はこちら

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がんのリハビリテーションとは 

 1981年以来、がんは日本人の死亡原因の第一位となっており、高齢化社会といわれる現在、患者数は年々増加傾向にあります。その一方、早期診断・早期治療などにより、がんの死亡率は減少傾向にあることも事実です。そのため、がんの直接的影響や手術・化学療法・放射線治療などにより、身体に障害が出現した場合に運動機能改善・日常生活動作の維持・拡大を目的としたリハビリテーションを行っています。

 がんのリハビリテーションは、大きく分けて、予防期・回復期・維持期・緩和期の4時期に分類されます。予防期は、がんの診断後早期から機能障害の予防を目的に行われます。回復期では、手術後の筋力低下や歩行能力障害のある患者さんに対し、最大限の機能回復を図る時期です。維持期は、がんが進行し患者さんの運動能力を維持するために、杖・車椅子など道具を使用して日常生活を円滑に行えるように練習をします。緩和期は、末期がんの患者さんに対して、その要望を尊重しながら、身体的・精神的・社会的に、より質の高い生活が送れるように援助します。
 リハビリテーション室では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による質の高いリハビリテーションを日々実践しています。

当院のリハビリテーション科の特徴 

●患者サポートセンターとの連携

 患者サポートセンターではリハビリの必要性を判断するためにスクリーニング実施しています。リハビリが必要だと判断された患者に対し体力測定やin-bodyを使用した体組成測定、自主トレーニングの指導を行い、入院や治療により体力が低下しないようにサポートしています。

●がんロコモ回診

 がん自体あるいはがんの治療によって、骨・関節・筋肉・神経などの運動器の障害が起きて移動機能が低下した状態のことをがんロコモといいます。

 当院では整形外科医・理学療法士・看護師からなる運動器ケアチームにて定例運動器ケアとして月2回のがんロコモ回診を行っています。骨転移に対する専門的介入の他、骨転移以外の四肢・関節の痛みも対象としています。また、治療に伴って生ずる体力・筋力や移動能力の低下が起きにくいように、多職種で協働し早期のがんロコモ発見と予防的なリハビリ介入を実施しています。

リハビリテーション施設基準 

リハビリテーション部門では以下の施設基準を取得しています。

①がん患者リハビリテーション

②運動器リハビリテーションⅠ

③脳血管リハビリテーションⅢ

④呼吸器リハビリテーションⅠ

⑤廃用症候群リハビリテーションⅢ

診療実績 

依頼診療科別

 

外来新患数

入院新患数

合計

診療科

2022年

2023年

2024年

2022年

2023年

2024年

2022年

2023年

2024年

血液内科

0

4

2

109

117

259

109

121

261

乳腺腫瘍内科

0

0

0

13

19

32

13

19

32

呼吸器内科

3

3

2

75

83

98

78

86

100

消化器内科

2

1

3

98

77

114

100

78

117

消化器外科

73

75

21

159

161

248

232

236

269

胸部外科

5

6

2

22

31

59

27

37

61

脳神経外科

6

3

3

121

160

226

127

163

229

婦人科

1

1

3

31

45

58

32

46

61

頭頸部外科

17

18

6

73

105

141

90

123

147

泌尿器科

9

11

4

65

58

69

74

69

73

整形外科

48

30

32

188

151

223

236

181

255

形成外科

0

0

0

2

0

2

2

0

2

皮膚科

0

3

1

2

1

6

2

4

7

口腔外科

30

42

8

58

64

93

88

106

101

乳腺外科

6

14

20

0

28

79

6

42

99

放射線科

1

0

0

0

0

0

1

0

0

緩和ケア科

1

1

2

66

78

58

67

79

60

循環器科

2

2

1

17

5

11

19

7

12

総合内科

0

0

0

7

2

1

7

2

1

合計

204

214

110

1106

1185

1777

1310

1399

1887

 

リハビリ新規依頼数
リハグラフ

 

外来担当表 

診療科目 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
リハビリテーション科 小柳 広高 リハビリ

リハビリ/

がん骨粗鬆症外来 初

小柳 広高 ①③がんロコモ検診
リハビリ/がん骨粗鬆症外来    

リハビリ/

がん骨粗鬆症外来 再

リハビリ/

がん骨粗鬆症外来

リハビリテーション科 スタッフ紹介 

小柳 広高 コヤナギ ヒロタカ

リハビリ科長兼診療部長、外来統括部長/平成12年信州大学卒 東京医科歯科大学大学院卒

専門

がんリハビリテーション
がん骨粗鬆症
骨・軟部腫瘍

資格等

医学博士(東京医科歯科大学)

2018-9年東京医科歯科大学(現 東京科学大学)整形外科教室会議長
日本整形外科学会 専門医・認定医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定 骨・軟部腫瘍医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

日本リハビリテーション医学会認定臨床医
がんリハビリテーション研修会修了
急性期病棟におけるリハビリテーション医師研修会修了
埼玉骨軟部腫瘍研究会 幹事
埼玉県央がんロコモネットワーク研究会 世話人
悪性骨腫瘍ガイドライン委員
臨床研修指導医

所属学会・研究会

日本整形外科学会
日本リハビリテーション医学会
日本癌治療学会
日本臨床腫瘍学会
日本骨粗鬆症学会
日本がんサポーティブケア学会
東日本整形災害外科学会

関東整形災害外科学会
日本サルコーマ治療研究学会
骨軟部肉腫外科研究会
日本骨転移研究会
埼玉骨軟部腫瘍研究会
埼玉県央がんロコモネットワーク研究会
国際がんサポーティブケア学会(MASCC)

職種

人数

認定資格等

理学療法士

6名

登録理学療法士(3名)

がんのリハビリテーション研修修了者(7名)

緩和ケア研修会修了者(3名)

3学会合同呼吸療法認定士(2名)

リンパ浮腫セラピスト指定講習会修了者(1名)

医療クオリティ マネジャー(1名)

サルコペニア・フレイル指導士(1名)

作業療法士

1名

言語聴覚士

1名、非常勤職員1名

 

リハビリ2025

リハビリテーションスタッフ

リハビリ室

リハビリ室

マシントレーニン器具

マシントレーニング器具

 

ADLシュミレーター

ADLシュミレーター

言語聴覚療法室と評価物品

言語聴覚療法室と評価物品

体組成測定器

体組成測定器

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お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

※※お問い合わせフォームご活用時の注意点※※

上記フォームからの受診や治療等に関するお問い合わせについては、医療上の安全確保のため回答しておりません。
受診や治療等に関するご相談は、患者サポートセンターへ直接お電話でお問い合わせください。
担当の者が内容を伺い対応させていただきます。
なお、既にがんセンターを受診している方の場合は、診療科外来へお問い合わせください。

【患者サポートセンター連絡先】
電話番号:048-722-1111(代)※「患者サポートセンターに相談したい」とお伝えください。
受付時間:平日9時~12時、14時30分~15時30分

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