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掲載日:2023年4月1日
日本麻酔科学会認定指導医、日本専門医機構麻酔科専門医を中心に、全員で担当。新病院移転・増床に伴って、他施設の麻酔専門医の応援もいただいています。年間麻酔科管理症例3,000件以上(2021年度麻酔科管理症例3,038件)。コロナ診療受け入れるため、手術を絞り込んだ時期があり、前年度を下回りましたが、その後通常診療に復し、手術件数も戻りつつあります。対象疾患の性格上、高齢者・合併症を持つ患者の比率が高く、また8時間を超え10数時間に及ぶ長時間手術も日常的に施行されており、術中のみならず術前から術後まで、安全に苦痛なく治療が行えるよう努めています。
各科主治医と連携して、術後呼吸管理を中心に、循環・疼痛・体液管理を行っています。術後肺炎などの合併症も、主治医の要請に応じて長期人工呼吸管理などの全身管理に診療協力し、予後改善に努めています。
日本ペイクリニック学会認定医を含む6名が交代で担当。術前診察では、特に合併症の術前評価に力を入れ、安全な周術期管理を心がけています。外来は、病室往診でなく極力外来個室で行い、十分に患者さん・ご家族のお話を伺った上で、合併症を含めた麻酔の説明を十分に行い、承諾書で同意を確認しています。特に、大きな合併症を持つ患者さんには、あらかじめ受診いただき、必要な診療情報収集や追加検査を主治医にお願いするなど、十分な準備で手術麻酔に臨むようにしています。新規発足した患者サポートセンターにも立ち上げから関与し、必要に応じて麻酔科カルテ診を行っています。また疼痛外来では、神経ブロック療法を中心として、術後創部の頑痛など、がん治療に伴う痛みに対応しています。帯状疱疹痛や腰痛、頸部痛など、非がん性の痛みにも対応してきましたが、人的資源をがん治療に集中させる病院の方針に沿って、近年は診療を控えています。なお、各科病棟、特に緩和ケア病棟では、神経障害性疼痛などモルヒネなどの薬物療法でとりきれない強い痛みに対し、主治医からの要請に応じて、神経ブロック、特に脊髄鎮痛法(くも膜下腔または硬膜外腔へのカテーテル留置・鎮痛薬持続投与による、もっとも強力な鎮痛法)を用いた痛み治療を、主治医と連携して施行しており、良好な鎮痛を得ています。
科長兼診療部長/昭和59年 新潟大学医学部医学科卒(群馬大学麻酔神経科学)
専門 |
手術麻酔、ペインクリニック、集中治療 |
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資格 |
日本麻酔科学会認定指導医、日本専門医機構麻酔科専門医、日本ペインクリニック学会専門医、医学博士 |
副部長 手術室医長
資格 |
日本麻酔科学会認定指導医、日本専門医機構麻酔科専門医、医学博士 |
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医員/平成25年 群馬大学医学部医学科卒
資格 |
日本麻酔科学会麻酔科専門医 |
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