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循環器・呼吸器病センター > センターのご紹介 > 病院情報の公表 > 令和5年度 埼玉県立循環器・呼吸器病センター病院指標

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掲載日:2024年10月9日

令和5年度 埼玉県立循環器・呼吸器病センター 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階層別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症及び手術・術後の合併症の発生率)
  8. 医療の質指標
  9. 血液培養2セット実施率
  10. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

 1)年齢階層別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0

28

39 73 222 478 1,072 2,413 1,506 229

当センターは、循環器・呼吸器・脳疾患に関する専門病院として、心臓疾患(心筋梗塞、狭心症、不整脈、弁膜症等)、大血管疾患(大動脈瘤等)、脳血管疾患(脳梗塞)および肺がんを始めとする呼吸器系の難治性疾患に対する高度医療機関として、また、結核など呼吸器系感染症対策に貢献する医療施設として地域に密着した病院となっております。

退院患者数は、前年度に比べ10.7%(651名)増加となりました。60歳以上の退院患者が多く全体の86.1%(前年85.2%)を占めております。

今後も、医療の質を高め、より高度な医療及び安全な医療を提供できる体制を維持することを目標として、充実した医療提供に努めて参ります。

 2)診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 333 4.72 4.26 0.30 71.84
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 175 5.66 4.57

0.00

66.39
050210xx97000x 不整脈 ペースメーカー移植術等 160 12.68 9.77 0.00 79.06
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査 153 3.43 3.05 0.00 69.69
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)経皮的冠動脈ステント留置術等 142 11.48 11.54 1.41 70.53

循環器内科では、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)の経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)、不整脈の治療が上位となっております。

心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患、不整脈(徐脈性・頻脈性)、拡張型心筋症や肥大型心筋症などの心筋疾患、弁膜症、さらに種々な心疾患に由来する心不全を対象に診断と治療にあたっています。弁膜症などの心臓構造疾患、肥大型心筋症、肺血管、下肢血管に対するカテーテル治療も取り組んでいます。

カテーテル治療は、従来の外科手術に比べて低侵襲で回復が早く合併症のリスクが低いので患者さんの負担が少ないのが特徴です。

厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等なし 190 17.73 18.65 6.32 73.17
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍
(経気管肺生検、超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)等)
179 2.12 2.98 0.56 70.64
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法あり 161 8.86 8.33 0.00 70.57
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 化学療法あり
(イレッサ、タルセバ、カルボプラチン+パクリタキセル 等)
67 17.67 18.83 0.00 69.16
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 58 13.95 13.59 13.79 75.24

呼吸器内科では、昨年度に引き続き、間質性肺炎の治療患者、気管支鏡による検査(生検)、肺がんの化学療法が上位となっております。

肺がんや縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患、肺炎や肺化膿症などの肺感染症、気胸や膿胸などの胸腔疾患、特発性間質性肺炎、膠原病関連肺疾患、肺動静脈瘻などの治療を行っています。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

呼吸器外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術等 149 11.66 9.89 0.67 70.81
040200xx99x00x 気胸 手術なし 51 9.71 9.17 1.96 50.71
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 21 15.76 9.54 4.76 38.95
040150xx97x00x 肺・縦隔の感染、膿瘍形成(膿胸)経皮的膿胸ドレナージ術等 15 25.67 28.25 13.33 66.80
040040xx9902xx 肺の悪性腫瘍 放射線治療 12 8.75 19.11 0.00 75.67

呼吸器外科では、昨年度に引き続き、肺がん、気胸の治療が上位となっております。

肺がん、縦隔腫瘍、気胸、膿胸などの疾患に対して、呼吸器内科・放射線科・病理診断科・リハビリテーション科・麻酔科と連携をとりながら治療を行っております。

肺がんに対する手術、気胸、縦隔腫瘍、膿胸などの良性腫瘍に対する手術は、主に胸腔鏡手術で行っております。進行肺がん症例に対しましては、術前に抗がん剤の治療を行った後での手術も行っております。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

血管外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050163xx03x1xx 腹部大動脈瘤、 ステントグラフト内挿術あり、中心静脈・人工呼吸あり 70 12.51 14.70 2.86 77.20
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤手術等あり 64 2.86 2.61 0.00 68.25
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 あり 32 8.47 5.21 6.25 75.72
050200xx97xxxx 大腿動脈狭窄症 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 あり 23 5.87 9.52 0.00 74.91
050161xx9901xx 大動脈解離 手術なし、中心静脈・人工呼吸あり 18 18.33 20.58 11.11 67.33

血管外科では、昨年度に引き続き、下肢静脈瘤、腹部大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症の治療が上位となっております。

心臓外科と協力し、胸部大動脈瘤、大動脈解離、胸腹部大動脈瘤腹部大動脈瘤、頸動脈狭窄症、下肢閉塞性動脈硬化症、重症下肢虚血、内シャント造設、シャント不全、内臓動脈瘤、腎動脈狭窄症、静脈疾患などあらゆる血管病に対し診療・治療を行っております。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010070xx01x0xx 脳血管障害(頸動脈狭窄症等) 脳血管内手術等 手術・処置等2なし 57 12.88 13.52 0.00 72.47
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術等なし リハビリあり  43 13.26 15.57 39.53 74.49
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 動脈造影カテーテル法 36 3.08 2.95 0.00 65.14
010040x199x0xx 脳出血(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 28 22.86 22.61 82.14 73.86
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし等定義副傷病1あり 25 19.28 17.61 52.00 76.12

脳神経外科では、頸動脈狭窄症、脳梗塞、未破裂脳動脈瘤の治療が、上位となっております。

当センターでは、脳梗塞といった脳卒中、脳内出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、さらには脳腫瘍、頭部外傷、水頭症、てんかんまで多岐にわたり治療を行っています。

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血は、発症からどれだけ急いで治療が開始できるかによって予後が大きく変わります。

埼玉県北部地域における高度な脳卒中治療を可能にするために、日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)コア施設、埼玉ストロークネットワーク(SSN)の基幹施設の認定も受けており、rt-PA療法に加えて血管内再開通療法を行うことが出来る施設となっております。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

心臓外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050161xx97x1xx 解離性大動脈瘤 大動脈瘤切除術等 中心静脈、人工呼吸あり 24 29.42 28.09 8.33 65.25
050080xx0101xx 弁膜症 弁置換術等あり 中心静脈、人工呼吸あり 22 19.09 21.53 0.00 67.50
050070xx9701xx 頻脈性不整脈 メイズ手術あり 中心静脈・人工呼吸等あり 17 26.59 23.83 5.88 74.12
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 14 14.36 17.38 7.14 75.00
050163xx01x1xx 胸部大動脈瘤 大動脈瘤切除術 大動脈弁置換術又は形成術等 中心静脈、人工呼吸あり 13 24.38 27.58 7.69 72.23

心臓外科では、昨年度に引き続き、弁膜症、不整脈の治療が上位となっております。

狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患に対するバイパス術、弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、大動脈瘤に対するステントグラフト術や人工血管置換術及びハイブリット手術、傷の小さい低侵襲心臓手術(MICS手術)を行っています。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

消化器外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 化学療法(アバスチン)あり 14 3.14 4.42 0.00 72.29
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 13 5.31 4.55 0.00 72.15
060100xx01xxxx 大腸(小腸)ポリープ 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 12 3.67 2.61 0.00 71.25
060040xx99x70x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 化学療法(パニツムマブ等)あり 10 3.00 4.38 0.00

78.70

060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術等 15.12 0.00

消化器外科では、胃がん、大腸がん、食道がんを始め、逆流性食道炎や胃炎、胃十二指腸潰瘍などの上部消化管疾患、便秘症や大腸憩室炎、腸閉塞、虫垂炎などの下部消化管疾患、胆石症、胆のう炎や肝機能障害、膵炎などの肝胆疾患などの治療を行っています。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

※「10症例未満の数値」は、「ー(ハイフン)」を記入しています。

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 3)初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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5大癌 Stage1. Stage2.

Stage3.

Stage4. 不明 再発 病期分類基準 版数

胃癌

0 0 0 2 0 0 1 7

大腸癌

1 8 4 1 1 40 1 7

乳癌

0 0 0 0 0 0 1  

肺癌

102 31 79 124 57 394 1 7

肝癌

0 0 0 0 0 0 1 7

※UICC TNM分類、癌の取扱規約

5大癌とよばれている胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの治療で入院した患者さんを初発*のステージ別と再発に分けて集計しております。

がんのステージ分類はステージ0からⅠ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳとあり、ステージⅣ期が最も進行している状態となります。

当センターでの癌治療は、肺がん、胃がん、大腸がんが対象となっております。

「再発」の症例数が多いのは、同じ患者さんで5クール(回)繰り返した場合には再発とデータ入力を行っている為です。

「不明」の症例は退院時に病理診断等検査結果が出ていないため、病期分類できないものを掲載しています。

※「初発」は、がんの診断と初回治療の為の入院がすべて含まれます。「再発」は初回治療終了後や、再発・転移(遠隔)をきたしたものです。

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 4)成人市中肺炎の重症度別患者数等

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重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 12 10.83 57.33
中等症 62 13.98

75.81

重症 16 17.19 82.31
超重症 2 9.00 76.50
不明 0 0.00 0.00

市中肺炎とは、病院や診療所など以外で自宅などの日常生活を送っているうちに感染し、発症した肺炎のことです。(成人の定義は20歳以上)

入院中に発症した肺炎(院内肺炎)や食べ物の誤えんによる肺炎(誤えん性肺炎)は対象外となっております。

当院では、中等症の患者さんが最も多く全体の6割を占めております。

 5)脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 273 17.94 75.90 46.24
その他 6 18.17 79.67 1.43

埼玉県北部地域における高度な脳卒中治療を可能にする「脳神経センター」として、埼玉ストロークネットワーク(SSN)の基幹施設、日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)の認定も受けており、近隣の医療機関のみならず、北部全域の救急本部及び分署とも緊密な連携をとり、24時間365日、脳疾患に関する高度な救急医療を提供できるよう「万全の受入れ体制」を敷いております。

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 6)診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 246 2.02 4.09 2.03 71.65
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 141 1.87 2.79 0.00 66.16
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 129 0.00 12.90 6.20 70.44
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 105 0.00 9.06 2.86 71.95
K5481 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル) 80 2.64 4.56 5.00 74.71

循環器内科では、前年度に引き続き、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)の経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)が最も多い術式となり、その次に不整脈のカテーテル治療(アブレーション)やペースメーカー移植術が上位となっております。

循環器内科では年々増加している心不全へのカテーテル治療(TAVIMitraClip)、肥大型心筋症カテーテルへの治療、肺血管へのカテーテル治療(BPA)、不整脈のカテーテル治療(心筋焼灼術)などを積極的に行っています。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 66 6.74 9.20 3.03 74.52
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 65 2.46 10.75 4.62 76.83
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 60 0.88 1.00 0.00 67.92
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 16 5.25 10.25 0.00 74.88
K6093 動脈血栓内膜摘出術(その他) 13 6.00 10.54 7.69 72.31

血管外科では、閉塞性動脈硬化症に対する手術、腹部・胸部大動脈瘤に対するステントグラフト術が上位となっております。

大動脈瘤に対するステントグラフト術、人工血管置換術及びハイブリッド手術、バイパス手術の治療を、閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療、バイパス術及びハイブリット手術の治療を、下肢静脈瘤に対するカテーテル焼灼術、内視鏡的手術(SEPS)などの治療を行っています。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術前日数
転院率 平均年齢
K178-4 経皮的脳血栓回収術 59 0.12 17.80 55.93 77.22
K6092 動脈血栓内膜摘出術 (内頸動脈) 54 2.72 10.80 5.56 74.67
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング (1箇所) 33 0.79 19.97 27.27 68.03
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 31 0.26 8.55 9.68 77.03
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 26 3.77 8.19 19.23 72.69

脳神経外科では、脳血管を閉塞した血栓(脳血栓)を脳血栓回収機器を用いて行う、経皮的脳血栓回収術が上位となっております。

この他、脳動脈瘤に対しては、開頭術(クリッピング手術)や血管内治療(コイル塞栓術)の治療を、頸動脈狭窄症に対しても外科的手術(内膜剝離術)、血管内治療(頸動脈ステント)等それぞれの症例ごとに、十分に検討し安全確実な治療方法を検討し行っております。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術前日数
転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 106 2.60 9.04 0.94 70.25
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 22 2.59 5.73 0.00 73.77
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 20 13.45 6.35

5.00

41.95
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 15 2.60 6.27 0.00 72.20
K5132 胸腔鏡下肺切除術(部分切除) 11 5.09 3.36 0.00 57.82

呼吸器外科では、肺がんの手術や気胸、縦隔腫瘍、膿胸などの良性腫瘍に対する手術も胸腔鏡を用いた治療を主に行っております。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

心臓外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術前日数
転院率 平均年齢
K5551 弁置換術(1弁) 25 5.80 20.44

4.00

70.68
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 22 10.09 22.64

0.00

68.91
K5552 弁置換術(2弁) 20 6.85 21.25

0.00

73.85
K560-22二 オープン型ステントグラフト内挿術 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術 (その他) 15 1.13 28.47 20.00 63.27
K5943 不整脈手術(メイズ手術) 10 8.90 24.60 10.00 67.00

心臓外科では、弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患に対するバイパス術が昨年度と同様上位となっております。

大動脈瘤に対するステントグラフト治療(TEAVR、EVAR)や弁膜症などの心臓構造疾患に対するカテーテル治療(TAVI、MitraClip)、小さな傷で患者さんに優しい低侵襲心臓手術(MICS手術)を積極的に行っております。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

消化器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2cm未満) 11 0.00 2.45 0.00 70.73
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 10 1.30 3.20 0.00 73.50
K7193 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術

K7401 直腸切除・切断術 (切除術)
K7402 直腸切除・切断術 (低位前方切除術)

消化器外科では、内視鏡的大腸ポリープ切除術、鼠径ヘルニア手術が上位となっております。

胃がんや大腸がんの悪性腫瘍手術や鼠径ヘルニアの良性疾患の手術を行っており、腹腔鏡を使用しての手術も対応しており、大腸ポリープや胃のポリープ切除も内視鏡を使用して行っています。

なお、厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

※「10症例未満の数値」は、「ー(ハイフン)」を記入しています。

腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 (初回) 20 0.45 1.60 0.00 74.55
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 (1の実施後3月以内に実施)
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 (単純なもの)
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術

腎臓内科では、血栓による閉塞で使用できなくなったシャントに対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術が上位となっております。

腎臓の機能が低下して、透析を行うために必要な内シャント設置術や、腹膜透析を行う慢性腎不全の患者さんに対して行う血液浄化法も行っております。

※「10症例未満の数値」は、「ー(ハイフン)」を記入しています。

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 7)その他(DIC、敗血症、その他の真菌症及び手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 5 0.08
180010 敗血症 同一 13 0.21
異なる 28 0.46
180035 その他の真菌感染症 同一 9 0.15
異なる 1 0.02
180040 手術・処置等の合併症 同一 65 1.07
異なる 8 0.13

臨床上ゼロにはなりえないもの、少しでも改善すべきものとして、重篤な疾患である敗血症、播種性血管内凝固症候群、その他の真菌症、手術・処置の合併症について発症率を集計しています。

「入院契機と同一」とは、入院した時に各傷病名欄の疾患と診断されている患者さんであり、「入院契機と異なる」とは、入院した時には別の病気で入院したが、その後に各傷病名欄の状態となり、入院時の疾患よりもそれらの治療により多くの医療資源が必要となった場合を意味しています。

手術・処置等の合併症は、心臓ペースメーカー電池消耗や想定外の術後創部感染やカテーテル感染、透析を行うために必要なシャントが血栓などで閉塞し使用できなくなり、その治療(経皮的シャント拡張術・血栓除去術)が主な内容となります。

 8)医療の質指標

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リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

258

256 99.2%

算出方式

(分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数/肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数)× 100
一般病棟に1回以上入院した患者を集計対象。入院後24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外

解説

肺⾎栓塞栓症/深部静脈⾎栓症(静脈⾎栓塞栓症)は突然死を引き起こす可能性のある極めて重篤な疾患で、しばしば⼤きな⼿術後や⻑期臥床の際に起こります。この予防⽅法には弾性ストッキングの着⽤や間歇的空気圧迫装置の使⽤、薬物療法などがあります。

特にリスクレベルが「中」以上と評価された場合、適切な要望対策が非常に重要です。

予防策の実施率が高いと肺血栓塞栓症の発生リスクが低くなり、患者の安全が確保されます。

厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、臨床指標(クリニカルインディケータ)とは異なります。

 9)血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) 血液培養2セット実施率

743

252

33.9%

算出方式

(血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数/血液培養オーダー日数)×100

解説

特に死亡率の高い菌血症という重篤な感染症を診断する上で血液培養は不可欠な検査であり、2セット以上での実施によって病原微生物の検出感度や検査精度の向上が期待でき、感染症による死亡率の低下に繋がるとされています。

厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、臨床指標(クリニカルインディケータ)とは異なります。

 10)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

598

394

65.9%

算出方式

(分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数/広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数) ×100

一般病棟に1回以上入院した患者を集計対象。入院後24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外。
※初回の抗菌薬投与日までに細菌培養同定検査の実施した件数で計算しています。

解説

広域スペクトル抗菌薬とは、複数の種類の細菌に対して効果を示す抗菌薬です。これらの薬剤は、特に重篤な感染症や複雑な感染症の治療に使用されます。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は、感染症の正確な診断と適切な抗菌薬の選定に重要な役割を果たします。

厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいて算出しています。

更新履歴

  • 2024年10月3日
  • 2024年9月30日

過年度の病院情報の公表

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