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循環器・呼吸器病センター > センターのご紹介 > 病院情報の公表 > 令和1年度 埼玉県立循環器・呼吸器病センター 病院指標

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掲載日:2024年9月26日

令和1年度 埼玉県立循環器・呼吸器病センター 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階層別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症及び手術・術後の合併症の発生率)

 年齢階層別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
 患者数 0

34

62 54 261 547 1482 2387 1094

156

当センターは循環器及び呼吸器の高度・専門病院として、また、2019年5月より埼玉県ストロークネットワーク(SSN)の基幹施設となり、2019年10月、日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)の認定を受け、脳疾患対する高度な救急医療を提供できるようになりました。
医療の質を高めより高度な医療及び安全な医療を提供できる体制と維持することを目標として、充実した医療提供に努めています。
今年度の退院患者数は6,077件、前年度に比べ261名増加しています。60歳以上の退院患者が多く全体の84.2%を占めています。

 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等

286

4.62

4.40

0.00

69.85

050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル法

190

3.14

3.01

0.00

66.97

050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術

153

5.20

5.02

0.00

64.02

050130xx99000x 心不全

138

22.14

17.71

5.07

80.59

050210xx97000x 徐脈性不整脈 ペースメーカー移植術等

102

14.62

10.80

0.00

76.09

循環器内科では、心臓、肺血管及び大動脈を中心とした循環器疾患を対象に、診断と治療にあたっています。
主な心臓疾患としましては、急性心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患、不整脈、拡張型心筋症や肥大型心筋症などの心筋疾患、弁膜症、先天性疾患さらに種々の心疾患に由来する心不全などです。
心不全の患者さんが昨年98症例から138症例へ40症例増加しました。
その他、昨年度と比較しましても、順位に変動はありますが、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)の冠動脈カテーテル治療(PCI)、心臓カテーテル検査が上位となっています。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法

286

4.62

4.40

0.00

69.85

040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし

190

3.14

3.01

0.00

66.97

040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍
(経気管肺生検、超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)等)

153

5.20

5.02

0.00

64.02

040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 化学療法
(イレッサ、タルセバ、カルボプラチン+パクリタキセル等)

138

22.14

17.71

5.07

80.59

040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍

102

14.62

10.80

0.00

76.09

呼吸器内科では、肺癌や縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患、肺炎、肺化膿症、肺真菌症などの肺感染症、特発性間質性肺炎、膠原病に関連した肺疾患、肺動静脈瘻、気管支動脈蔓状血管腫や気管支動脈瘤などの血管疾患などになります。
主な疾患としましては、肺がん・肺炎・間質性肺炎・気管支喘息・COPD・睡眠時無呼吸症候群など、多岐にわたって精査・加療を行っています。
上位を占めています、肺がんに対しましては、化学療法や肺がんの精査となっていますが、この他に放射線治療、分子標的治療薬(病気の原因に関わる特定の分子だけを選んで攻撃する薬)を行っていますが、治療法の選択に当たっては、呼吸器外科や放射線科と共同でカンファレンスを実施し、患者さんごとに治療を検討しています。
間質性肺炎の患者さんが昨年177症例から200症例へ23症例増加しました。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

呼吸器外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術等

148

15.02

11.51

0.00

69.47

040200xx99x00x 気胸

51

6.22

9.11

1.96

43.18

040200xx01x00x 気胸 肺切除術等

41

14.37

10.18

0.00

34.22

040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術等

14

11.36

9.26

0.00

63.14

040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍
(経気管肺生検、超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)等)

13

2.62

3.34

0.00

72.31

呼吸器外科では、肺がん、縦隔腫瘍、気胸、膿胸などの疾患に対して、呼吸器内科・放射線科・病理科・リハビリテーション科・麻酔科と連携をとりながら治療を行なっています。
肺がんに対する手術は、胸腔鏡手術で行っていますが、進行肺がん症例に対しましては、術前に抗がん剤の治療を行なった後に手術や拡大手術、若年者に多い自然気胸、肺気腫や肺がん、肺繊維症など、何か肺の病気があり、これが原因となっている続発性気胸(高齢の患者さんに多い)治療も行なっています。
若年者に多い自然気胸、肺気腫や肺がん、肺繊維症など、何か肺の病気があり、これが原因となっている続発性気胸(高齢の患者さんに多い)治療も行なっています。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)ラジカット 症前Rankin Scale 0、1又は2(ラジカット)

95

15.86

16.13

23.16

72.40

010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)

59

24.64

18.81

50.85

69.36

010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 動脈造影カテーテル法

43

4.19

3.01

2.33

63.12

010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)ラジカット 副傷病(頻脈性不整脈)あり発症前Rankin Scale 0、1又は2

37

17.43

18.24

37.84

75.62

010070xx01x0xx 内頸動脈狭窄症等 動脈血栓内膜摘出術等

31

11.74

14.17

0.00

63.81

脳神経外科では、慢性頭痛やめまい、脳内出血、くも膜下出血、脳動脈瘤、脳血管奇形、脳梗塞といった脳卒中、さらには脳腫瘍、頭部外傷、水頭症、顔面麻痺、三叉神経痛、てんかんまで多岐にわたります。
2019年5月より、埼玉ストロークネック(SSN)の基幹施設となり、2019年10月より日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)の認定も受けています。
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血は、発症からどれだけ急いで治療が開始できるかによって予後が大きく変わります。
昨年と比較しても上位を占める疾患の順位が入れ替わり、脳梗塞の患者さんや脳出血の患者さんが上位と患者数も増加しました。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

血管外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤 下肢静脈瘤血管内焼灼術等

85

3.18

2.78

0.00

67.16

050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 中心静脈、人工呼吸あり

71

15.15

15.67

4.23

75.44

050200xx97xxxx 動脈狭窄(大腿・外腸骨 等)四肢の血管拡張術・血栓除去術等

50

5.72

9.77

2.00

73.10

050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術 等

29

6.17

5.34

3.45

75.34

050163xx99000x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤

19

5.16

8.28

0.00

78.00

血管外科では、心臓外科と協力し、胸部大動脈瘤、大動脈解離、胸腹部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、頸動脈狭窄症、下肢閉塞性動脈硬化症、重症下肢虚血、内シャント造設、シャント不全、内臓動脈瘤、腎動脈狭窄症、静脈疾患などあらゆる血管病に対し診療・治療を行っています。
昨年と比較しますと下肢静脈瘤の治療が1位となりました。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

 心臓外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 弁形成術、弁置換術等 中心静脈、人工呼吸あり

48

24.94

23.77

0.00

71.38

050080xx0111xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。)弁形成術、弁置換術等 心臓カテーテル法あり  中心静脈、人工呼吸あり

15

42.00

36.47

0.00

68.20

050130xx99000x 心不全

12

15.75

17.71

0.00

82.50

050161xx97x10x 解離性大動脈瘤 大動脈瘤切除術等 中心静脈、人工呼吸あり

11

26.91

27.88

27.27

72.00

050161xx99000x 解離性大動脈瘤

10

16.10

17.34

30.00

74.40

心臓外科では、全ての成人心臓血管疾患で、狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患に対するバイパス術、弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、大動脈瘤に対するステントグラフト術や人工血管置換術及びハイブリット手術、傷の小さい低侵襲心臓手術(MICS手術)を行っています。
昨年比較しまして、弁膜症の治療が上位となっています。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

消化器外科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 化学療法(アバスチン)

26

4.00

4.36

0.00

66.35

060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 化学療法(アバスチン)

23

5.30

4.40

0.00

69.30

060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術

15

 3.33

2.63

0.00

69.27

060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等

11

5.64

4.85

0.00

74.36

060020xx99x30x 胃の悪性腫瘍 化学療法

-

-

6.39

-

-

消化器外科では、主に胃、大腸、食道などの消化管悪性疾患、逆流性食道炎や胃炎、胃十二指腸潰瘍などの上部消化管疾患、便秘症や大腸憩室炎、腸閉塞、虫垂炎などの下部消化管疾患、胆石症、胆のう炎や肝機能障害、膵炎などの肝胆疾患などの診察治療させて頂いてます。
昨年と比較しまして、直腸肛門(直腸S状結腸から肛門)の悪性腫瘍が、患者数は変わりありませんが、平均在院日数が、0.38日、全国平均と比較しましても、0.36日早く退院できています。
また、結腸の悪性腫瘍が昨年は20症例でしたが、23症例と3症例増加しました。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
※10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しています。

 腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数

平均
在院日数
(
自院)

平均
 在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 内シャント設置術等 人工腎臓あり

12

34.92

36.04

8.33

73.92

050130xx99000x 心不全

-

-

17.71

-

-

110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 内シャント設置術等

-

-

8.48

-

-

110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 人工腎臓あり

-

-

14.23

-

-

110280xx99030x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 持続緩徐式血液濾過あり

-

-

15.37

-

-

腎臓内科では、循環器系疾患の基礎疾患であります高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症に代表される生活習慣病に付随する慢性腎臓病の診察を主体に、入院となった透析患者さんの血液・腹膜透析管理、血液浄化療法や血管外科と協力しながら、血液シャント不全に対しても治療を行っています。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
※10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しています。

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 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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5大癌 StageⅠ StageⅡ

StageⅢ

StageⅣ 不明 再発 病期分類基準 版数

胃癌

1

0

4

0

2

14

 1

7

大腸癌

2

6

4

10

7

60

 1

7

乳癌

0

0

0

0

0

0

 1

 

肺癌

89

25

73

180

135

435

 1

7

肝癌

0

0

0

0

1

1

 1

 7

 

※UICC TNM分類、癌の取扱規約

5大癌とよばれている胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの治療で入院した患者さんを初発*のステージ別と再発に分けて集計しています。
がんのステージ分類はステージ0からⅠ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳとあり、ステージⅣ期が最も進行している状態となります。
当センターでの癌治療は、肺がん、胃がん、大腸がんの対象患者となっています。
「再発」の症例数が多いのは、同じ患者さんで5クール(回)繰り返した場合には再発とデータ入力をする決まりですので、再発数が多くなってしまいます。
「不明」の症例は退院時に病理診断等検査結果が出ていないため、病期分類できないものを掲載しています。

*「初発」は、がんの診断と初回治療の為の入院がすべて含まれます。「再発」は初回治療終了後や、再発・転移(遠隔)をきたしたものです

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 市中肺炎の重症度別患者数等

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 重症度 患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 31 9.74 60.90
中等症 121 15.93 76.41
重症 26

14.12

80.00

超重症 5 14.00 80.00
不明 0 0.00 0.00

市中肺炎とは、病院や診療所など以外で自宅などの日常生活を送っているうちに感染し、発症した肺炎のことです。
(成人の定義は20歳以上)
入院中に発症した肺炎(院内肺炎)や食べ物の誤えんによる肺炎(誤えん生肺炎)は対象外となっています。
前年度同様中等症の患者さんが最も多い結果となっています。

 脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 293 20.49 74.71 35.47
その他 3 16.67 60.33 0.34

2019年5月より、埼玉ストロークネック(SSN)の基幹施設となり、10月より日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)の認定も受けています。
近隣の医療機関のみならず、北部全域の救急本部及び分署とも緊密な連携をとり、24時間365日、脳疾患に関する高度な救急医療を提供できるよう「万全の受入れ体制」を敷いています。
また、開頭手術だけでなく、カテーテル治療も常時行える「ハイブリット手術室」の導入、神経内視鏡の導入もを行い、治療の難しかった治療困難な脳動脈瘤、脳梗塞、脳腫瘍、血管奇形などさまざまな疾患に対して高度な治療が可能となりました。
その結果、脳卒中の救急搬送数、手術数ともに大幅に増えつつあります。

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 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 163 2.37 3.53 1.23 70.26
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 128 0.01 16.55 5.47 68.45
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 126 1.92 2.70 0.79 64.79
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 69 0.12 8.55 2.90 72.06
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 61 5.49 11.36 3.28 75.57

最も多い手術は、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)の冠動脈カテーテル治療(PCI)となっています。
上記の表には収載されていませんが、弁膜症などの心臓構造疾患へのカテーテル治療(TAVIMitraClip)、肥大型心筋症に対するカテーテル治療、肺血管のカテーテル治療、下肢血管に対するカテーテル治療、不整脈のカテーテル治療(アブレーション)やペースメーカー移植術も取り組んでいます。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。

血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
  
転院率 平均年齢 
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 82 1.49 5.29

8.54

74.50
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 82 0.83 1.32 0.00  67.21
K5612ロ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(腹部大動脈) 67 3.60 10.18 4.48 75.12
K5612イ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(胸部大動脈) 22 6.05 15.05 4.55 71.36
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) - - - - -

大動脈瘤に対するステントグラフト術、人工血管置換術及びハイブリッド手術、バイパス手術及びハイブリッド手術、下肢静脈瘤に対するカテーテル焼灼術、内視鏡的手術(SEPS)などを行っています。
閉塞性動脈硬化症に対する四肢の血管拡張術・血栓除去術、下肢静脈瘤に対する下肢静脈瘤血管内焼灼術が上位に挙げられています。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
※10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しています。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術前日数
転院率 平均年齢  
K514-23

胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)

92 4.57 9.90 1.09 68.87
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 40 8.60 4.70 0.00 33.55
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 23 4.39 5.83 0.00 72.78
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) 16 3.56 7.44 0.00 64.75
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 14 8.21 12.57 0.00

70.43

肺がんのみならず、気胸、縦隔腫瘍、膿胸などの良性腫瘍に対する手術も主に胸腔鏡を用いた患者さんに優しい低侵襲治療を行なっています。
上位にあります、肺がんの手術は約8割の症例を胸腔鏡で行っています。(主にステージⅠの症例)
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なりますので、診療科紹介もご覧いただければと思います。

 脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術前日数
転院率 平均年齢  
K1771

脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)

37 1.70 17.03 5.41 64.41
K1781 脳血管内手術(1箇所) 33 1.03 12.94 15.15 66.94
K178-4 経皮的脳血栓回収術 33 0.00 23.39 66.67 79.82
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 32 1.41 8.06 9.38 77.06
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 28 1.36 10.18 10.71

76.04

脳動脈瘤に対しては、開頭手術( クリッピング )と血管内治療( コイル塞栓術 )のいずれの治療が最適かを、また頸動脈狭窄症に対しても外科手術( 内膜剥離術 )血管内治療( 頸動脈ステント )のいずれの治療が最適かとそれぞれの症例ごとに十分に検討し、治療方法を選択しています。
昨年と比較しまして、上位の術式が大きく変わり、患者数も増加しました。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。診療科紹介もご覧いただければと思います。

 心臓外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術前日数
転院率 平均年齢  
K5551

弁置換術(1弁)

45 8.51 22.04 2.22 70.60
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 27 9.52 24.93 18.52 73.44
K5552 弁置換術(2弁) 15 7.27 27.00 6.67 70.20

K5601ニ

大動脈瘤切除術(上行大動脈)(その他のもの) 14 0.36 35.36 42.86 72.21
K5541 弁形成術(1弁) 12 6.83 25.25 0.00

65.17

弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、狭心症・心筋梗塞などの冠動脈疾患に対するバイパス術が上位となっています。
また、大動脈瘤に対するステントグラフト治療(TEVAR、EVAR)や上記の表には収載されていませんが、この他にも、循環器内科・心臓外科・麻酔科・看護師・臨床工学士・放射線技師などと協力し、弁膜症などの心臓構造疾患へのカテーテル治療(TAVI、MitraClip)や心臓外科領域においても小さな傷で患者さんに優しい低侵襲心臓手術(MICS手術)を積極的に行なっています。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。

消化器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
 K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm満) 21 0.43 2.29 0.00 69.62
 K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 11 6.73 13.82 0.00 74.45
 K6335  鼠径ヘルニア手術 - - - - -
 K672-2  腹腔鏡下胆嚢摘出術 - - -  - -
 K6552  胃切除術(悪性腫瘍手術) -  -  - - -

内視鏡的治療の大腸ポリープ切除や大腸がん、胃がんの悪性腫瘍手術、鼠径ヘルニア手術が、昨年度の順位は変わっていますが、上位を占めています。
4位に入っている、腹腔鏡での胆嚢炎の手術ですが、この他に、腹腔鏡の手術としましては、胃がん、大腸がん、胆石症、虫垂炎、鼠径ヘルニアも対応しています。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。詳細は診療科紹介もご参照ください。
※10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しています。

腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
 K610-3 内シャント又は外シャント設置術 23 11.04 22.30 4.35 71.65
 K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - -
 K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術  - - - - -
 K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - -  -
 K5482 経皮的冠動脈形成術(エキシマレーザー血管形成用カテーテル) - - - - -

上位3つの術式は昨年と変わりはなく、腎臓の機能が低下して、透析を行うために必要な内シャント設置術、血栓による閉塞で使用できなくなったシャントに対する経皮的シャント拡張術・血栓除去術を行なっています。また、腹膜透析を行う慢性腎不全の患者さんに対して行う血液浄化法も行なっています。
※10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しています。

呼吸器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
 K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) - - - - -
 K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) - - - - -
 K654  内視鏡的消化管止血術 - - - - -
 K386  気管切開術 - - - -  -
 K5091  気管支異物除去術(直達鏡) - - - - -

呼吸器内科では、基本的には手術は施行しませんが、血管塞栓術に関しましては、喀血に対して行なった手術、リンパ節摘出術に関しては、組織学的診断を目的として行なった手術になります。
また、喀痰排出困難な患者さんのために気道を確保する気管切開術や、当センターの場合ですと高齢者の食物や義歯の誤嚥した異物を除去する治療も行います。
厚生労働省の定めた分類・集計定義に基づいているため、診療実績とは異なります。
※10症例未満の場合は個人の特定を防ぐため「-」で表記しています。

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 その他(DIC、敗血症、その他の真菌症及び手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数   発生率       
130100 播種性血管内凝固症候群 同一  4 0.07
異なる 4 0.07
180010 敗血症 同一 5 0.08
異なる 14 0.23
180035 その他の真菌感染症 同一 6 0.10
異なる 2 0.03
180040 手術・処置等の合併症 同一  35 0.58
異なる 7 0.12
臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、重篤な疾患である敗血症、播種性血管内凝固症候群、その他の真菌症、手術・処置の合併症について発症率を集計しています。
「入院契機と同一」とは、入院した時に各傷病名欄の疾患と診断されている患者さんであり、「入院契機と異なる」とは、入院した時には別の病気で入院したが、その後に各傷病名欄の状態となり、入院時の疾患よりもそれらの治療により多くの医療資源が必要となった場合を意味しています。
手術・処置等の合併症は、心臓ペースメーカー電池消耗や想定内の術後の創部感染やカテーテル感染、透析を行うために必要なシャントが血栓などで閉塞し使用できなくなり、その治療(経皮的シャント拡張術・血栓除去術)が主な内容となります。
上記の件数があるからといって医療ミスが起きているわけではございません。

更新履歴

 

 過年度の病院情報の公表

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ファックス:048-536-9920

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