循環器・呼吸器病センター > 診療科及び各部門の紹介 > 循環器内科 > 冠動脈慢性閉塞病変に対するAntegrade Dissection Re-entry (ADR)システム
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掲載日:2024年2月22日
当院は治療困難と考えられている慢性完全閉塞病変 (閉塞してから時間がたった硬い病変)に対するPCIを積極的に行っています。
昨年度のガイドワイヤー通過は93%と高い成功率を確保するとともに合併症は1例も認めていません。
従来からの順行性、逆行性アプローチに加えて昨年11月に埼玉県で唯一、順行性からのリエントリーを可能とするADRシステムの使用の認定を受けました (2019年3月現在 全国で21施設が認定)。
これらの技術を用いて治療成績のさらなる向上を目指しています。
図1.順行性リエントリー用カテーテルおよび穿通用ガイドワイヤー
図2.右冠動脈の慢性閉塞病変
図3.ガイドワイヤーは血管中央(黒い部分)から画面右側の血管壁にずれた
図4.画面左側の血管内腔に向かって先端が細くなった硬いガイドワイヤーで突いた
図5.硬いガイドワイヤーで突いた穴に柔らかいガイドワイヤーを通して末梢まで進めた
図6.ステント留置、治療後
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