埼玉県立 小児医療センター > 各部門の紹介 > 外科系診療部門 > 小児歯科
ここから本文です。
掲載日:2024年7月24日
小児歯科のご紹介
小児歯科では主に虫歯・歯周病の治療および予防管理を行っています。
次のような症状の方を対象としています
埼玉県立小児医療センター小児歯科では有病児、心身障害児に対し齲蝕(虫歯)、歯周病の治療および予防管理を中心に行っています。齲蝕を放置することは感染病巣をつくることとなり、全身に対し悪影響を及ぼすことは言うまでもないことです。特に循環器疾患、腎疾患、血液疾患および免疫疾患などの患児は齲蝕が原因となり重篤な全身疾患を引き起こすことが多く報告されています。
当科では4か月ごとの定期検診時に歯科衛生士による刷掃指導および歯科保健指導にて予防管理を行っております。定期検診を受診することは齲蝕ができた場合でも早期の初期治療で済み、抜歯に至ることはまずないでしょう。
埼玉県立小児医療センター小児歯科の最大の特色は多数の小児専門の医科各科と併設されており、歯科診療を行う上で重要な患児の全身状態をリアルタイムにて把握できる点にあると思います。さらに、場合によっては担当医師同席のもと歯科診療が行えることだと言えます。これは、医学と歯学の一元論に沿ったものと考えられます。
また、外来診療の他に小児歯科学会認定歯科衛生士による病棟往診での予防活動、そしてDK外来(ダウン症候群外来)、かぶとむし外来(二分脊椎外来)、SH外来(重度心身障害児の集団外来)などの特殊外来による予防活動を行っています。加えて月1回実施されている、もぐもぐ外来(集団指導外来)には、摂食に関連する歯科領域の指導を行っています。
新しい取り組みとして、平成16年度より歯科診療非協力児および通常下での歯科診療困難児に対して全身麻酔下での歯科治療がスタートしました。現在のところ、月1例の予定で行っております。さらに、平成18年度より咬合誘導処置が本格的にスタートしました。これは齲蝕などにより乳歯が早期喪失したことで、部分的に生じた歯列不正を本来の咬合に戻すことなどの治療です。健全な永久歯列育成が小児歯科の役割でもあるのです。
令和3年度より一般外来患児の受け入れを開始しました。主に歯科治療困難な有病児、通常下での歯科診療非協力児に対し、かかりつけ医からの紹介状をもって受け付けます。
当センター総合受付にて予約をお取り下さい。
年度 |
延べ患児数 |
年度 | 延べ患児数 |
---|---|---|---|
平成23年度 |
3,817人 |
平成30年度 | 3,777人 |
平成24年度 |
3,883人 |
令和元年度 | 3,866人 |
平成25年度 |
3,775人 |
令和2年度 |
3,566人 |
平成26年度 |
3,970人 |
令和3年度 | 4,335人 |
平成27年度 |
4,084人 |
令和4年度 |
4,633人 |
平成28年度 | 3,997人 | 令和5年度 | 4,662人 |
平成29年度 | 3,902人 |
名前 |
高橋 康男 |
---|---|
役職 |
科長兼部長 |
専門(得意分野) |
小児歯科全般 |
資格 |
日本小児歯科学会専門医指導医、 日本障害者歯科学会認定医、日本大学歯学部小児歯科学講座兼任講師 |
最終学歴(卒業年) |
鹿児島大学歯学部(平成9年) 日本大学大学院歯学研究科(平成13年) |
名前 |
武井 浩樹 |
---|---|
役職 |
医長 |
専門(得意分野) |
小児歯科 |
資格 |
日本小児歯科学会専門医、 日本大学歯学部小児歯科学講座兼任講師 |
最終学歴(卒業年) |
日本大学歯学部(平成19年) 日本大学大学院歯学研究科(平成24年) |
DK外来(ダウン症候群外来)、かぶとむし外来(二分脊椎外来)、SH外来(重度心身障害児の集団外来)、もぐもぐ外来(集団指導外来)など特殊外来の詳細は当センター総合受付まで、お問い合せください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください