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掲載日:2024年8月29日

皮膚科

皮膚科のご紹介

皮膚科とは

皮膚全般にわたる病変に対して正確な診断・適切な診療を行います。特に乳幼児期・学童期のアトピー性皮膚炎を含めた湿疹群や皮膚の良性腫瘍・悪性腫瘍の診断・治療および母斑のレーザー治療(血管腫、異所性蒙古斑、太田母斑など)に力を入れています。その他では、とびひやイボといった皮膚感染症や膠原病、尋常性乾癬、接触性皮膚炎、円形脱毛症、陥入爪など、皮膚だけでなく毛髪や爪に症状が現れる様々な病気の診断と治療を行っています。

皮膚科の特色と専門外来

完全予約制であるため、一人一人丁寧に診療を行い、病気の原因や予後、日常生活の注意点やスキンケアも含めた外用薬の使い方などについて親身に対応いたします。また皮膚疾患は全身疾患の一症状として現れる事も多く、様々な科で総合的に診察することが必要です。当センターには小児専門の内科系・外科系の診療科が充実しており、連携して総合的な診察を行っております。

毎週火曜日午後はアトピー外来を行っています。アトピー性皮膚炎は慢性に経過し、かゆみのある湿疹をくり返す皮膚疾患です。アトピー性皮膚炎に対する正しい知識を身につけていただき、一人一人に対応したきめ細かな診察、治療を行うことで、患者さんが充実した日常生活を送るお手伝いをさせていただきます。治療は日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づき、保湿剤や炎症期のステロイド剤、免疫抑制剤(タクロリムス)の外用、抗ヒスタミン剤の内服による治療を中心とし、患者さんのライフスタイルに合ったスキンケアや日常生活での注意点も指導していきます。

また、手術やレーザー治療も行っており、腫瘍切除術やレーザー治療を専門に行っています。当科で施行可能なレーザーはQスイッチルビーレーザーとV-beamレーザーの2種類です。Qスイッチルビーレーザーは太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑などのいわゆる「青あざ、黒あざ」と呼ばれる色素病変の治療に用いられます。V-beamレーザーは単純性血管腫、苺状血管腫などのいわゆる「赤あざ」と呼ばれる血管病変の治療に用いられます。

皮膚科の診療実績

初診患者疾患別内訳

疾患群 2021年度 2022年度 2023年度
湿疹・皮膚炎群 78 91 113
蕁麻疹・痒疹・皮膚そう痒症 9 13 14
紅斑・紅皮症 3 3 2
薬疹・GVHD 1 7 12
血管炎・紫斑・脈管疾患 2 5 4
膠原病及び類縁疾患 6 5 15
物理化学的皮膚障害・光線過敏 19 19 12
水疱症・膿疱症 0 1 1
角化症 10 14 8
色素異常症 10 10 15
真皮・皮下組織の疾患 11 6 8
付属器疾患 61 66 66
母斑と神経皮膚症候群 101 92 92
血管腫・血管奇形 225 256 261
異所性蒙古斑・太田母斑・扁平母斑 179 255 264
色素性母斑 78 98 83
良性腫瘍 104 109 118
ウイルス感染症 10 7 7
真菌感染症 2 1 3
細菌感染症 3 0 5
虫刺症など 5 2 2
その他 2 0 2
合計 919 1,060 1,107

 

皮膚科のスタッフ紹介

玉城科長

名前

玉城 善史郎

役職

科長兼副部長

専門(得意分野)

小児皮膚科学、レーザー、膠原病

資格

皮膚科専門医

最終学歴(卒業年)

東京大学(平成15年)

 

カリヨンの樹のロボット

名前

吉村 有彩

役職

医員

専門(得意分野)

小児皮膚科学

最終学歴(卒業年)

信州大学(令和2年)

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター  

郵便番号330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

ファックス:048-601-2201

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
回答にお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。

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