埼玉県立 小児医療センター > 採用案内 > 専攻医/後期研修医 > 小児科専門研修プログラムの概要
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掲載日:2025年4月18日
小児科医は成長、発達の過程にある小児の診療のため、正常小児の成長・発達に関する知識が不可欠で、新生児期から思春期まで幅広い知識と、発達段階によって疾患内容が異なるという知識が必要です。さらに小児科医はgeneral physicianとしての能力が求められ、そのために、小児科医として必須の疾患をもれなく経験し、疾患の知識とチーム医療・問題対応能力・安全管理能力を獲得し、家族への説明と同意を得る技能を身に付ける必要があります。
本プログラムでは、「小児医療の水準向上・進歩発展を図り、小児の健康増進および福祉の充実に寄与する優れた小児科専門医を育成する」ことを目的とし、一定の専門領域に偏ることなく、幅広く研修します。研修医は「小児科医は子どもの総合医である」という基本的姿勢に基づいて3年間の研修を行い、「子どもの総合診療医」「育児・健康支援者」「子どもの代弁者」「学識・研究者」「医療のプロフェッショナル」の5つの資質を備えた小児科専門医となることを目指してください。
埼玉県立小児医療センターは重症、かつ複雑な疾患を抱える子ども達に対応した、3次機能を持つ小児専門病院です。小児のあらゆる疾患、病態に対応するために、様々な小児専門診療科が揃っており、また、当センターは全国に15か所の小児がん拠点病院の一つであり、先進的で高度な医療が展開されている一方、寝たきりの重症心身障害児の診療やリハビリにも力を入れています。2016年にさいたま新都心の新病院に移転し、PICU、ERやNICUが充実しました。特に同一敷地内にさいたま赤十字病院が移転し、その産科と連携して総合周産期母子医療センターとなりました。さらに、外科系診療科、放射線科、病理科なども小児を専門にしているため、当センターのキャッチフレーズである「For the future, For the childrenこどもたちの未来は私たちの未来」を、病院一体となって目指していることを実感できます。
研修1年目にまず小児内科系診療科で、一般小児科、救急など小児の基本を研修します。その後小児科にとって必須の新生児疾患・先天異常疾患をNICUで研修します。2年目以降、一般小児科の研修と地域医療の実践を目的に、県内の主要な地域医療施設で、担当医として研修します。3年目には再度総合診療科をローテーションし、チーフレジデントとして後輩の指導も含めて研修します。また、より高度な重症患者管理を研修するためにPICUのローテーションに入ることもできます。
本プログラムの大きな特徴として下記の3点が挙げられます。
小児科専門研修プログラムについては、以下PDFファイルをご参照ください。
埼玉県立小児医療センター小児科専門研修プログラム2025(PDF:1,484KB)
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