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1.当科での研修のポイント
小児専門の総合病院における、病院総合診療および小児医療としての基盤領域を担っています。当センターが救命救急および高度専門領域を特徴としている立場から、以下のことが当科の主な業務となります。
(1)急性期後の患者のケアおよび病棟管理。
(2)各専門診療科の守備範囲に収まらないまたは多領域の問題。
(3)在宅移行支援。
研修のスタンスとして、1年目(選択)の業務は指導医のサポートのもとで行い、3年目(必須)の業務は研修の総仕上げとして指導医の見守りのもとで主体的に行うものとします。
2.一般研修目標
- 基礎疾患又は複数の合併症をもつ患児の症状・経過から医学的問題点を見出し、評価と介入ができる。
- 医療的ケアを要する患児の在宅移行のマネージメントを、他の職種と協働して行える。
- 他の診療科および職種との間で、適切なコンサルテーションを行える。
- 様々な急変リスクをもつ入院患児の状態を評価し、適切な予防的対応を行える。
- 外来で、様々な徴候や訴えの患児に対する判断および保護者への指導ができる。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
- 朝:病棟回診、HCU/PICU回診
- 午前、午後:おもに病棟業務。週1~2回程度は外来初診およびフォロー外来を担当。
- 夕:振り返りとオンコール医師への申し送り
- その他の行事:抄読会(月曜日夕方)、放射線カンファレンス(水曜夕方)。
4.その他
- ローテーション修了時に、1症例/事例を選んで科内でプレゼンテーションを行う。
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1.当科での研修のポイント
小児専門病院の総合周産期母子医療センターとして、隣接するさいたま赤十字病産婦人科と共同して運用され、周産期・新生児医療の中核施設として、地域の周産期医療機関との連携もおこなっています。
新生児科では、以下の3ポイントについて研修していただければと思います。
(1)新生児疾患のみでなく、小児内科系および外科系疾患に関しても専門各診療科と連携して診療にあたる。
(2)病児を迎える家族の支援。
(3)地域連携・退院支援。
担当医として、治療方針の決定や退院調整など、指導医と相談しながら診療にあたります。ハイリスク分娩や新生児搬送については、上級医に同行する形で経験することができます。
2.一般研修目標
- 新生児の診察手順を学び、基本的な診療手技を修得する。
NCPRを含めた蘇生術、踵・静脈・動脈採血、静脈および動脈路確保。
頭部・心臓・腹部超音波検査。
- ベッドサイド検査の実施と結果の解釈ができる。
血糖、ヘマトクリット、ビリルビン、血液ガス分析。
- 正常分娩及び低リスク分娩の立ち会いができる。
- 院内各診療科、各部署との連携がとれる。
- 退院に際して、家族および地域医療機関との調整ができる。
- 勉強会と抄読会を少なくとも1回ずつ担当する。(プレゼンする)
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
| 時間 |
月曜日 |
火曜日 |
水曜日 |
木曜日 |
金曜日 |
| 午前 |
申し送り
病棟業務
|
申し送り
病棟業務 |
抄読会
申し送り
病棟業務
|
勉強会
申し送り
病棟業務
|
申し送り
病棟業務
|
| 11時~ |
チームカンファレンス |
GCU回診 |
チームカンファレンス |
チームカンファレンス |
病棟業務 |
| 12時~ |
放射線カンファレンス |
病棟業務 |
放射線カンファレンス |
病棟業務 |
放射線カンファレンス |
| 午後 |
病棟業務
申し送り
|
病棟業務
申し送り
|
病棟業務
申し送り
|
病棟業務
申し送り
|
(13時~)NICU回診
(16時30分~)
周産期カンファレンス
申し送り
|
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1.小児救命救急センターでの研修のポイント
(1)必修:1〜2年次前半 HCU/ER研修2ヶ月
当院の急性期医療の要であるHCU(準集中治療室)およびER(救急外来)にて、入院・外来患者の診療の研修を行う。
年間入室2000名を超えるHCUでは、小児救命救急センターの専門研修医(フェロー)とペアとなり、病棟医として術後、病棟急変および2次救急患者を診療する。年間救急車受け入れ2000台を超えるERでは、小児救命救急センターの指導医あるいは専門研修医とペアとなり、救急車搬送あるいは自己来院患者を診療する。希望により再度のローテーションも可能である。
(2)選択:2〜3年次 PICU研修 1ヶ月以上
年間入室700名を超えるPICU(小児集中治療室)では、小児救命救急センターの専門研修医(フェロー)とペアとなり、病棟医として術後、病棟急変および3次救急患者を診療する。希望により長期あるいは複数回のローテーションも可能である。
(3)当直:1〜3年次 ER 3年間
研修中、地域病院出向中とNICU研修中をのぞき、専攻医は小児救命救急センターの専門研修医(フェロー)とペアとなり、ER当直を月3~4回行う。
2.一般研修目標
- HCU/ER研修では、急性期のいわゆるcommon diseaseへの対応も含んだ、小児の一般診療の技能を獲得する。
- PICU研修では、より重症の小児に対する集中治療について、主にその考え方を学ぶ。人工呼吸管理、急性血液浄化、ECMOなどの機器を用いた高度な集中治療も経験できる。
- ER当直では、内因性・外因性の区別ない小児救急診療の技能を獲得する。特に外因性救急においては、小外傷の縫合処置、骨折の固定整復、熱傷の初期処置等を研修し、内因性のみに限らない真の「小児救急」診療を行うことのできる技能を獲得する。
上記の研修診療全般において、生命の危急病態にある小児に対する体系的アプローチ(ABCDEの順で患者の評価〜判定〜介入を行う方法)を習得する。
3.専攻医の週間スケジュール
小児救命救急センターは交代制をとっており、HCU/ER研修、PICU研修の期間中は専攻医も、週労40時間を基準とする交代制勤務を行う。このため、週単位のスケジュールは不定であるが、あらかじめ勤務希望を聴取し、特定の日を休日とすることが可能である。
4.その他
- 専攻医に対する心肺蘇生のシミュレーション教育を行っている。
- フェロー対象のコアレクチャーは、専攻医も聴講可能である。
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1.当科での研修のポイント
頻度の高い内分泌・代謝疾患の診断と適切な治療方針を立案できる。
(1)主な疾患:成長ホルモン分泌不全性低身長症、SGA性低身長症、思春期早発症、性腺機能低下症、性分化疾患、副腎不全(先天性副腎皮質過形成など)、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、先天性代謝異常(アミノ酸代謝異常症、脂肪酸代謝異常症など)、尿崩症、糖尿病、肥満症、カルシウム・リン代謝異常(副甲状腺機能低下症など)
(2)主な手技:成長ホルモン分泌刺激試験、TRH負荷試験、LH-RH負荷試験、水制限試験、経口ブドウ糖負荷試験など
2.一般研修目標
- 子どもと養育者との信頼関係を構築し、訴えに十分耳を傾け、的確に情報収集できる。
- 子どもの心身の特性を知り、成長発達を考慮した診療姿勢を身につける。
- 指導医や他科へのコンサルテーションのタイミングを適切に行える。
- 医師以外の医療スタッフとも良好な関係を構築し、チーム医療を行える。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
- 午前・午後:病棟業務
- 外来対応(治療中の児の体調不良時の対応、マススクリーニング精査対象児の対応など)
- 外来診療の陪席
- カンファレンス(第1・3火曜日夕方)。
4.その他
研修中に関与した1症例について、カンファレンス時にプレゼンテーションを行う。
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1.当科での研修のポイント
頻度の高い小児腎・泌尿器疾患の基礎知識のみならず、専門医療機関ならではの腹膜透析患者や難治例の管理も経験できる。
2.一般研修目標
以下の疾患の病態、検査(尿検査、超音波検査、腎生検、腹膜透析、レノグラム、排泄性膀胱尿道造影など)の適応、診断、治療方針、専門医へのコンサルトのタイミングを習得する。
(1)糸球体疾患
急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎(IgA腎症、紫斑病性腎炎、C3腎症、ループス腎炎など)、溶血性尿毒症症候群
(2)ネフローゼ症候群
特発性ネフローゼ症候群(ステロイド感受性、ステロイド抵抗性)、遺伝性ネフローゼ症候群
(3)尿細管間質性疾患、嚢胞性疾患
尿細管間質性腎炎、繊毛病(ネフロン癆、多発性嚢胞腎)
(4)先天性腎尿路異常、泌尿器疾患
低形成異形成腎、多嚢胞性異形成腎、先天性水腎症、膀胱尿管逆流症、尿路感染症、夜尿症、昼間尿失禁
3.専攻医のスケジュール(平日)
- 8時30分(病棟回診)、13時(チャート回診)、17時(病棟回診)に参加し、入院患者のプレゼンテーションを行う。
- 外来にて、初診患者や救急患者の診察や処置を指導医とともに行う。
- 週1回(木曜日)病理カンファレンスに参加する。
4.その他
希望者は、指導医のサポートを受け、学会発表(埼玉地方会や小児腎臓関連など)、論文作成を行う。
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1.当科での研修のポイント
発熱は小児が医療機関を受診する際のもっとも頻度の高い主訴の一つです。いわゆる上気道炎に代表される溶連菌性扁桃炎などの感染症にとどまらず、臨床現場では川崎病、膠原病、自己炎症性疾患、原発性免疫不全症候群など免疫異常を背景とする疾患との鑑別が求められる場面も少なくありません。
当科の研修では、丁寧な問診と理学的所見の取り方、必要な検査の選択と結果の解釈、そして実際の治療方針の立案までを、チームの一員として主体的に経験していただきます。
2.一般研修目標
小児科医としての目標
- 乳児の月齢を考慮した診察ができる(反射、大泉門、坐位などの粗大運動)
- 入院事由と関連のない異常(発達の遅れ・低体重)に気づける
- ミルクや離乳食の適正量を把握し、オーダーできる
- 輸液量の設定ができる
- 年齢を考慮した検査結果の解釈ができる
- 検査の種類に応じた鎮静薬が選択できる(鎮痛・鎮静、既往歴の確認)
感染免疫アレルギー科の目標
- 発熱を主訴とする患者の鑑別診断を行い、検査や治療方針の立案に積極的に参加する
- 川崎病(典型例)の診断から検査・治療までを遂行し、患者・家族への説明ができる
- 気道感染症や気管支喘息発作に対し、初期対応から治療・フォローまで一連の診療を行える
- アナフィラキシーに対し、迅速かつ適切に初期対応を実施できる
- ステロイド治療における短期的・長期的副作用を理解し、患者指導に活かすことができる
- 骨・関節・筋肉の診察を体系的に行い、異常所見の把握と鑑別を検討できる
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
| 時間 |
月曜日 |
火曜日 |
水曜日 |
木曜日 |
金曜日 |
8時
30分 |
ミーティング(6階医局 部長室付近) |
| 午前 |
P/H回診、処置、日帰り入院・外来処置・ER、【水曜日】食物負荷試験(HCU)希望あれば見学可 |
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午後
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外来・ER・転院対応
翌週予定入院のオーダー確認
週末当番医への申し送りカルテ記載
(16時~)放射線カンファレンス(1階読影室)
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(14時~)病棟回診
外来・ER・転院対応
翌週予定入院のオーダー確認
週末当番医への申し送りカルテ記載
|
(12時30分~)抄読会(第2・4週)
外来・ER・転院対応
翌週予定入院のオーダー確認
週末当番医への申し送りカルテ記載
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外来・ER・転院対応
翌週予定入院のオーダー確認
週末当番医への申し送りカルテ記載
(16時~)カルテカンファレンス(11階CF室)
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外来・ER・転院対応
翌週予定入院のオーダー確認
週末当番医への申し送りカルテ記載
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外来
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(午前)菅沼・佐藤・古市
(午後)菅沼・上島
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(午前)佐藤
(午後)佐藤
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(午前)菅沼・佐藤・上島
(午後)佐藤・古市
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(午前)上島
(午後)上島
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(午前)菅沼・上島
(午後)佐藤
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土曜日・日曜日は指導医と相談。
4.その他
なお当科では、今後一般病院でも出会うことが想定される疾患も多数経験します。
3年間を通じて下記目標を達成できるよう、積極的に診療に取り組んでください。
(1)感染症診療を学ぶ
- 1-1.病原微生物に対する理解を深める
細菌:ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌、腸内細菌、緑膿菌など
ウイルス:ヘルペス(HSV、EBV、CMV、水痘/帯状疱疹、HHV-6、インフルエンザ、RS、麻疹、風疹、ノロ、ロタ)など
真菌:カンジダ、アスペルギルスなど
抗酸菌:結核菌、非結核性抗酸菌
その他:マイコプラズマ、寄生虫など
- 1-2.初期対応、治療方針を説明することができる
市中感染症:肺炎、尿路感染症、リンパ節炎、百日咳など
重症感染症:髄膜炎、敗血症など
- 1-3.抗菌薬、抗真菌薬の適正使用
微生物/感染臓器を想定した使用、PK/PDに基づいた使用、TDMの必要性、アンチバイオグラムなど
(2)免疫機能異常に対する診療を学ぶ
- 2-1.自己免疫疾患に対する理解を深める
若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症
混合性結組織病/overlap症候群、ベーチェット病、血管炎など
- 2-2.免疫不全に対する理解を深める
自然免疫、獲得免疫の数的異常、機能異常など
- 2-3.自己炎症性疾患に対する理解を深める
PFAPA症候群、家族性地中海熱、クリオピリン関連周期熱症候群など
(3)予防接種への理解を深める
- 予防接種の意義、定期接種・任意接種、不活化ワクチン・生ワクチン
- 接種不適当者・要注意者、副反応とその対応
- 渡航者ワクチン、暴露後ワクチン
(4)アレルギー疾患への理解を深める
- 4-1.気管支喘息
PEF・肺機能検査、治療ステップ、コントローラー/リリーバー、発作時の対応
- 4-2.食物アレルギー
アレルゲンとプロバビリティカーブの解釈、アナフィラキシーへの対応
プリックテスト、食物負荷試験
- 4-3.薬疹
被疑薬と検査方法、重症度の評価(SJS/TEN)
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1.当科での研修のポイント
当科では、小児血液良性疾患ならびに小児から10代後半に至る悪性疾患について幅広く学びます。同じ疾患であっても、子どもたちの発達段階に応じた対応や治療が必要であり、日々の診療を通じて、子どもたちやご家族から学ぶことも多い研修です。
学術的知識・診療技術の習得に加え、子どもやご家族に寄り添い、ともに歩む姿勢を大切にしています。
2.一般研修目標
- 血液疾患に関する問診ができる。
- 基本的検査を実施、その結果を解釈できる。
赤血球数、ヘマトクリット、ヘモグロビン、白血球数・像、骨髄穿刺と骨髄像、血小板数
- 貧血、白血球減少・増多、易出血性の患者の検査計画、治療計画が立てられる。
- 輸血、血小板輸血を指示、施行できる。
- 免疫性血小板減少症、乳児血管腫、小児がん(白血病、神経芽細胞腫、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍の中から2つ以上)の治療について経験する。
- 癌治療の説明と同意取得や、臨床試験参加同意の取得プロセスに関わり、臨床試験について学ぶ。
- 疼痛緩和について学び、薬剤の選択ができる。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
- 8時~8時半:採血(任意)
- 8時半~9時15分:血液・腫瘍科カンファレンス
- 午前中:回診・骨髄検査などの処置、午後~17時15分:病棟を中心とした業務を継続
- その他:木曜日午後 血液・腫瘍科カンファレンス、金曜日16時~放射線カンファレンス
4.その他
研修期間中に1回、抄読会または学会発表を想定した発表資料を作成していただき、発表のトレーニングを行います。意欲のある研修生に対しては、論文作成の指導も積極的に行っています。
- 指導医が1名つき、日常診療をともに行っていただきます。また、指導医が所属するチームの一員として、チーム医療体制の中で多くの学びの機会を得ることができます。
- 働き方改革にも積極的に取り組んでおり、有給休暇の取得や当直明け、子育て休暇などについても、柔軟にお休みいただける体制づくりを心掛けています。
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1.当科での研修のポイント
当科は、臨床遺伝専門医制度研修施設として、小児病院内で臨床遺伝学を体系的に学べる専門施設です。
- Dysmorphology(形態異常診断学):年間約350例の紹介初診を通じて、臨床遺伝学的診察の体系的アプローチが学べます。
- 遺伝学的検査:次世代シーケンス解析約350件を含む年間約700件の検査(重症例の迅速診断や分子剖検など先端的ゲノム医療も展開)を自施設で実施しており、診察から検査施行と結果の報告までの過程を経験できます。
- 先天異常症候群の健康管理:自然歴に基づく合併症評価、他科との連携、家族への情報提供や社会資源の活用方法を学べます。
- 先天異常症候群集団外来:患者家族への情報提供と家族交流を通した包括的支援の取り組みを経験できます。
- 遺伝カウンセリング:カウンセリングおよび前後の症例検討を通じて情報提供と支援のあり方が学べます。
2.一般研修目標
- 先天異常症候群に関する診断法(Dysmorphology;遺伝学的検査)と健康管理プログラムを学ぶ。
- 遺伝学的検査法(染色体検査、マイクロアレイ解析、MLPA法、メチル化MLPA法、サンガーシーケンス解析、次世代シーケンス解析等)を用いた診断と結果解釈を学ぶ。
- 集団外来を通して患者・家族の包括的支援と多職種連携を学ぶ。
- 遺伝カウンセリングの基礎と実際を学ぶ。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
| 時間 |
月曜日 |
火曜日 |
水曜日 |
木曜日 |
金曜日 |
| 午前 |
遺伝カウンセリング
(第1、3週)
遺伝ミーティング
(第2、4週)
|
外来 |
外来 |
外来 |
外来 |
| 午後 |
外来 |
遺伝カウンセリング
(第2、4週) |
ゲノムボード
(遺伝学的検査結果解釈検討会議) |
※第2週は、ダウン症候群総合支援外来(午前:個別診察、午後:集団外来)
|
※月2回程度は、先天異常症候群集団外来(午前:個別診察、午後:集団外来)
|
4.その他
医師・技師・遺伝カウンセラー・看護師と同室で学べる研修環境です。
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1.当科での研修のポイント
高度な小児循環器診療を担う当科では、主に様々な先天性心疾患の血行動態を理解し、種々のモダリティーを使用しながら診断と方針の立案を学びます。心エコー、CT、MRI、心臓カテーテルを経験することで正常心臓と心疾患の構造上の違いを理解し、心機能評価による病態把握を的確に行うことを目標とします。また、不整脈のそれぞれの特徴を理解し、薬剤投与の選択方法を学びます。
2.一般研修目標
- 心エコーを学び、先天性心疾患それぞれの構造的特徴を指摘できるようになること。
- 心エコーで、心疾患児の病態を把握し、診療方針に反映できるようになること。
- 心臓カテーテルを経験し、観血的検査あるいは治療を理解すること。
- 心電図から不整脈の診断と初期治療の方針を立案できるようになること。
- 入院患者を担当し、患児の診療とあわせて家族への説明や日々の対応を学び経験すること。
- 他科や多職種との円滑なコミュニケーションを実践し、心疾患患児を包括的に診療すること。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
- 朝:PICU/HCU回診。
- 午前・午後:上級医の指導の下に病棟診療。担当の心臓カテーテル。
- 月曜日・金曜日夕方:循環器科カンファレンス。
- 火曜日夕方:心臓外科・集中治療科と手術症例カンファレンス。
4.その他
可能であれば、地方会や小児科学会などの学会発表
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神経科研修目標10ポイント
- 小児神経疾患における症候・病態、治療・介入、成人期の予後と社会参加の多様性を知る。
【主な神経科対象疾患:急性疾患では急性脳炎・脳症、脳脊髄炎、熱性けいれん(熱性発作)、自己免疫介在性脳炎、脳血管障害、急性多発神経(根)炎、慢性疾患では、知的能力障害、自閉スペクトラム症等の発達障害、脳性麻痺、先天性ミオパチー、発作性疾患であるてんかん、発作性動作誘発性ジスキネジア、チック、ならびに慢性進行性疾患である多発性硬化症、重症筋無力症、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、進行性ミオクロニーてんかん、先天性代謝異常症、ミトコンドリア脳筋症、進行性筋ジストロフィー、副腎白質ジストロフィー、ライソゾーム病、等】
- 上記疾患、ならびにその病因、基礎疾患、併存障害の鑑別と評価の過程を学ぶ。
- 小児の急性期対応において重要な症候である意識障害、てんかん重積状態の鑑別と治療介入の基礎を学び、経験する。
- 小児神経疾患の診療に必要な脳波等の神経生理学的検査、脳形態画像検査、脳機能画像検査の実施状況を知り、その結果の判読を体験する。
- 小児神経疾患の診療に必要な他診療科医師との連携の他に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、視能訓練士、ソーシャルワーカー等の地域連携スタッフ、地域の診療所スタッフとの適切な連携が、患児のQOL、特に成人期におけるQOLを改善することを学ぶ。
- 小児神経疾患の患児本人と家族・養育者、教育者に対し、予後を含めた疾患・障害理解、救急対応と予防方法等の指導することの意義、方策を学ぶ。
- 小児神経疾患に対する診療を行うことの長期、かつ社会的意義を学ぶ。
- 小児の神経・精神障害に養育過誤・虐待が潜む可能性を知る。
- 症例報告、臨床研究の論文化の意義、重要性を知り、論文作成の過程を学ぶ。
- 自立した医師としての第一歩になるよう、小児神経疾患を通して臨床における相談、判断、決断のポイントを体験する。
業務内容
- 入院診療(PICU,HCUの集中治療科患者を含む)
- 外来診療および救急対応
- 他診療科からのコンサルト
R1は指導医の指示のもと診療に参加する。
R2、3は、指導医の指導に従い、可能な範囲で主体的な診療を目指す。さらにR1の業務状況の評価ができることを目標とする。
その他
- 病棟(PICU,HCU含む)回診:平日8時~、16時30分~
(但し、夕方の回診は月曜日、木曜日はなしで、火曜日、金曜日は下記脳波勉強会終了後に開始)
- 脳波勉強会:毎週火曜日、金曜日16時~
- 入院症例検討、退院サマリー検討会:毎週月曜日16時30分~
- 放射線カンファレンス:毎週木曜日15時30分~、引き続き発作時脳波カンファレンス、入院・外来症例検討、退院サマリー検討会
- 抄読会:金曜日8時30分~
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1.当科での研修のポイント
小児科一般診療で遭遇する頻度の高い消化器疾患(消化管・肝臓・膵臓)とすべての病態に合併する栄養障害についての対応が学べる点と、最終診断に至る道程を知ることができる。
2.一般研修目標
以下の症候、疾患、特殊検査について初期評価、検査、治療計画の立案を単独で行えるようになる。
- 症候
慢性腹痛、反復性嘔吐、消化管出血、慢性下痢、偶然見つかった肝障害、黄疸、肝腫大、成長障害
- 消化管疾患
2-1.炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病、IgA血管炎、非特異的腸炎など)
2-2.消化管疾患(機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群など)
2-3.その他(ヘリコバクターピロリ感染症、好酸球性消化管疾患、消化性潰瘍)
- 肝臓疾患
3-1.急性肝炎
3-2.慢性肝炎
3-3.胆汁うっ滞性疾患
3-3.肝不全
- 膵疾患
4-1.急性膵炎
4-2.慢性膵炎
- 胆道疾患
5-1.胆石症
5-2.胆管炎
5-3.胆のう炎
- 特殊検査
6-1.内視鏡検査(適応、禁忌、結果の解釈)
6-2.肝生検(適応、禁忌、結果の解釈)
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
8時からの回診でのプレゼンに必要な前夜の情報収集と採血を8時前に終了しておくことが望ましい。
- 8時:病棟回診(朝)
- 午前・午後:病棟業務、検査、新患対応
- 17時:病棟回診(夕)
4.その他
2か月間のローテーション中、最初の1か月の最終週に抄読会を担当する。後半の最終週に1例症例を選択し、プレゼンテーションする。
いずれも準備に当たっては上級医が指導する。
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1.当科での研修のポイント
基本的に神経症圏のお子さんを外来のみで診療しています。院内ではリエゾンの役割もありますが、研修は外来がメインになります。
通常数か月から年単位で経過を見ることが多いので、研修期間中に全体を見ることは困難かと思いますが、様々な時期のお子さんを見ることで経過を想像することができるのではないかと思います。
2.一般研修目標
- 精神症状がとれること。
- ケースフォーミュレーションとそれに基づいた介入ができること。
- トラウマインフォームドケアの知識を持つこと。
- 一般臨床の中で神経発達症への対応ができること。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
- 基本的に外来への陪席。
- 初診の予診。
- 水曜日13時~14時:心理職とのカンファレンス。
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1.当科での研修のポイント
当科では新生児期から小児期、さらに成人への移行期にみられるあらゆる皮膚疾患を対象としております。
研修は外来診療が中心となり、母斑やアトピー性皮膚炎などのcommon diseaseから膠原病や遺伝性疾患などの希少な疾患に対する診断や治療を行っております。また、短期入院による小腫瘍の手術や広範囲母斑に対するレーザー照射、入院中の患児の皮膚疾患に対する往診、褥瘡回診なども行っております。
2.一般研修目標
- 小児にみられる皮膚疾患に対する知識を身につける。
- 皮膚科特有の病変の記載方法を理解して記載できるようにする。
- 母斑やアトピー性皮膚炎などのcommon diseaseの診断や基本的な治療方針を立てられるようにする。
- 小児の皮膚疾患において、自ら治療可能な症状か、専門医への紹介が必要な症状かを判断し、必要な場合には適切なタイミングで専門医に紹介できるようにする。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
- 午前・午後:主に外来診療
- 病棟回診:朝・夕に入院患者がいる場合に行う(主に火曜日~木曜日)
- レーザー照射・小手術:全身麻酔下・局所麻酔下で週2~3日程度
- 褥瘡回診:月1~2回程度(形成外科・看護師・理学療法士などと一緒に)
- 他科往診:他科からの依頼に応じて病棟往診を行う(2~3件程度/日)
4.その他
- 希望者にはレーザー照射も経験することができます。
- 希望者には顕微鏡を用いた白癬菌などのチェック方法についても指導します。
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1.当科での研修のポイント
研修期間中は自ら画像検査を行い、基本的な画像診断が行える学習方法を身につけられるように意図している。また将来、放射線科医を希望するものには小児の画像診断を経験する貴重な機会となる。
2.一般研修目標
小児医療を行う上で頻用される画像診断の中核的な知識を習得するのが主たる目標である。
具体的には以下の点を理解、経験、実行することにより研修目標を達成する。
- 画像診断の原理、効用(適応・限界)、リスク(被ばく、造影剤の副作用)を理解する。
- 画像診断の企画、実施、報告書作成過程を経験する。
- 画像診断を依頼した各診療科の医師に対し適切な結果報告ができる。
3.専攻医の週間スケジュール(平日)
CT、MRI、超音波検査、造影検査のいずれかを担当し、読影を行う。
4.その他
以下のカンファレンスに参加し、場合によってはプレゼンテーションを行うことが可能である。
各科のカンファレンススケジュール
| 診療科 |
曜日 |
時間 |
| PICUカンファレンス |
月曜日~金曜日 |
8時 |
| 耳鼻咽喉科カンファレンス |
月曜日 |
8時30分 |
| 新生児科カンファレンス |
月曜日・水曜日・金曜日 |
12時 |
| 脳神経外科カンファレンス |
月曜日 |
15時30分 |
| 感染免疫科カンファレンス |
月曜日 |
16時 |
| 整形外科カンファレンス |
火曜日 |
16時30分 |
| 総合診療科カンファレンス |
水曜日 |
16時30分 |
| 神経科カンファレンス |
木曜日 |
15時30分 |
| 血液・腫瘍科カンファレンス |
金曜日 |
16時 |
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1.一般研修目標(GIO)
小児疾患の病理・病態について学び、診療に必要な病理学的検査の目的と方法を理解する。
具体的研修目標(SBOs)
- 病理学的検査の目的を理解し、病理検査申込書を過不足なく記載できる。
- 病理組織検体および細胞診検体の適切な固定法を理解し、実際に行える。
- 病理組織標本・細胞診標本の作成法、主な染色法について説明することができる。
- 代表的な手術検体について、指導者の助言を得て、病変を的確に観察・記述し、切り出しを行い、病理診断をまとめることができる。
- 小児腫瘍、消化管内視鏡検査などの代表的な生検検体について、指導者の助言を得て、病理診断を行える。
- 病理解剖を指導者と共に、安全かつ充分に検索を行い、病変を的確に記述することができる。
- 臓器・組織を的確に観察・記述し、切り出しを指導者の助言を得て、行うことができる。
- 病理解剖例の病理診断を指導者の助言を得てまとめることができる。
- 病理解剖例の病理診断をカンファレンスで発表し、臨床医と共に、臨床所見と病理所見の対応について討論することができる。
2.業務内容
病理組織診断、細胞診断、病理解剖
3.専攻医の週間スケジュール
- 午前:切り出し(週2回)、標本作成見学、診断
- 午後:診断(検鏡 → 病理報告書の原案作成 → 指導者との検鏡 → 報告書作成)
4.その他
- 腫瘍カンファレンス(月1回程度)
- 上記の研修目標は、2ヶ月以上の研修期間を前提としています。2週間以上であればオーダーメイドで研修プログラムを作成します。
- 外科、血液・腫瘍科、消化器・肝臓科を志す方は少なくとも2週間程度は病理診断科の研修をお勧めします。
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