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掲載日:2023年9月22日
栄養部では、治療目的が達成できるよう、医師や他のスタッフと協力しながら『食事・栄養面』でサポートしています。栄養部の業務は、おもに「入院中の食事提供」、「栄養相談」、「栄養サポートチーム(以下、NST)活動」の3つに分かれています。
病院の食事は治療の一環という観点から、栄養成分を管理しています。このため、どうしても多少の制約を伴いますが、可能な限り「安全で」、「潤いのある」、「おいしい」食事づくりを心がけています。
治療中はどうしても食欲が低下したり嗜好が変化したりします。また、入れ歯の状態、噛合せ、口の中やのどの状態によって、食べやすい食事の形態は異なります。「食品の変更」、「量の変更」、「形態の工夫」など個別にアレンジできます。
規定の食事をアレンジしても体調に合わない場合は、「希望限定食」という食事があり、選べるメニューの中から、お好きなものを提供します。
主食(しゅしょく) |
選べる3品 |
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節句など季節の献立を取り入れた「行事食」、お誕生日の「お誕生日カード&ミニケーキ」、冬期は、温かく麺を召し上がっていただくため、病棟までうかがい目の前で盛り付けをするなどのサービスを行っています。
この他、まだ全病棟実施には至りませんが、一部の病棟では週3日、朝食と昼食を2つのセットメニューから選んでいただくサービスも行っています。
(禁止項目・特別指示項目は、Aメニューでは指定できますが、Bメニューでは指定できません。)
お体の状態は一人一人違います。病気の種類や状態によって食事療法も異なります。「手術はうまくいったけど、退院したら食事が心配」、「体にいい食べ物がありすぎて何を食べたらよいかわからない」、「自分の体に必要なものが今の食事でとれているのか心配」、「食事の形態があわず食べられない」、「他の病気もあるのでどちらの食事療法を優先したらよいかわからない」…。このような疑問について、管理栄養士による栄養相談を行っています。
栄養相談を受けたい場合は、担当の医師にご相談ください。
当センターでは、2006年4月にNSTを設立し、管理栄養士をはじめとした医師・看護師・薬剤師・検査技師などが協力して栄養管理を行う体制を整備しております。
入院時には必ず身長、体重、体重変化、消化器症状の有無、食事の摂取状況、検査結果、使用薬剤、治療状況などを確認し、栄養状態が良好かどうか判定させていただき、栄養上の問題点がある場合には担当の医師・看護師と相談の上、栄養改善計画を実施してまいります。
いつもあたたかいメッセージをありがとうございます。
皆様からのメッセージは励みになります。
これからも栄養部スタッフ一同、少しでも皆さんに喜んでいただけるよう力を合わせて頑張ってまいります。
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