埼玉県立 小児医療センター > 各部門の紹介 > 内科系診療部門 > 神経科 > 健康情報/自閉症とはどんな病気ですか?
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掲載日:2024年6月18日
おおまかには、以下のうち6つあてはまると「自閉症」または「広汎性発達障害」が疑われます。
自閉症は原因不明の生まれつきの病気で、親の育て方の問題ではありません。
たくさんの研究が行われていますが、残念ながら現時点では治療法はありません。
また、予防接種のワクチンに含まれていた水銀や歯科治療で使用された水銀と自閉症の関連性は科学的には明らかとはなっていません。水銀に対するキレート剤の治療の有効性も明らかではありません。
(1)自閉症の診断基準に当てはまるか、(2)原因となる他の病気が隠れていないか、(3)発達の程度はどのくらいか、を診察や検査などで調べていきます。
正確な診断は子供が育っていく発達の経過をみていかないとわからないことが多く、通院が必要になることもあります。
「自閉症を治すおくすり」はないので、自閉症のお子さんの考え方や行動の特徴といったものを説明させていただいて、ご両親や周囲の方々がお子さんを理解し、お子さんにふさわしい環境を整えていくことの手助けができればと思っています。ただし、本人に対する訓練などは当センターではできませんので、継続的な援助が必要な方は地域の療育施設をご紹介させていただいています。
当センターの受診を希望される方は、まずお住まいの地域にある保健センターあるいは医療機関にご相談していただければと思います。
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