放射線科
放射線科のご紹介
画像診断は人間の視覚領域を拡大して臨床診断に資するために行うものであり、体表面からは見えない肺や骨格を単純X線写真で観察することから始まり、現在のCTでは広範囲を1mm以下の任意方向の詳細な断層像を得られる能力を獲得するにいたりました。さらに形態を画像化するだけでなく、全身の代謝やレセプターの分布、血流や尿流の動態、神経伝達路の方向など、微細構造や機能が続々と画像化されるようになり、現代の臨床診断において重要な地位を占めています。
当センターの放射線科は、この画像診断を中心として放射線治療など関連分野の診療を担当しています。現在は常勤放射線診断専門医4人、レジデントの放射線科医1人に加え、非常勤で放射線治療専門医1人、核医学専門医1人で診療にあたっています。
| 検査内容 |
検査数 |
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単純X線写真
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19,284件
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| ポータブル写真 |
16,603件 |
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CT
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3,437件
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| MRI |
3,362件
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核医学検査
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702件
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| 超音波検査 |
7,346件
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単純X線写真およびポータブル写真は、実施件数の約30%について読影を行なっています。
CT、MRI、核医学検査、超音波検査、透視造影検査については全件について読影を行っています。
小児の画像診断には、急速に成長・変化していく小児の正常像・破格・病的画像への理解が必要です。教科書やWebでは得られないこれらの知識を日常的に多数の症例を経験することによって会得しその維持に努めています。

各診療科とのカンファレンスの様子
検査機器は下記のとおりです。
| 検査機器名 |
台数
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| 128列CT |
2台 |
| 3.0T、1.5T MRI |
各1台
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| SPECT・CT、SPECT |
2台
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| 超音波検査器 |
3台
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| 透視造影装置 |
1台
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| 血管造影装置 |
2台
(1台は手術室内)
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小児へ最適化した機器のチューニングと、入眠のための個室の整備など周辺環境の整備により、低侵襲で不快さの少ない検査の実現を目指しています。

三次元CT画像
| 氏名 |
田波 穣 |
| 役職 |
科長 |
| 最終学歴(卒業年) |
慶応義塾大学大学院 博士課程(2008年(平成20年)卒)
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| 氏名 |
小熊 栄二 |
| 役職 |
医長 |
| 最終学歴(卒業年) |
千葉大学医学部医学科(1991年(平成3年)卒)
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| 氏名 |
佐藤 裕美子 |
| 役職 |
医長 |
| 最終学歴(卒業年) |
筑波大学医学専門学群(1999年(平成11年)卒)
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| 氏名 |
西田 知仁 |
| 役職 |
非常勤 |
| 最終学歴(卒業年) |
九州大学(2019年(平成31年)卒) |
放射線(X線)は、体の中の構造や病変の広がり・性状を詳しく調べるために幅広く医学に利用されています。
当センターでは不必要な放射線被ばくを抑えるために以下の取り組みを行っています。
- 放射線を利用する機器について、始業前後の点検および定期的な点検を行う。
- 可能な限り、被ばくを伴うCTよりも被ばくを伴わない超音波検査やMRIで検査を行う。
- CTや核医学検査、血管造影など被ばくを伴う検査に関しては日本国内の標準値との比較を行い、被ばくが過度に多くないかどうかを定期的に検討する。
【関連資料】当センターでの被ばく低減の取り組み(PDF:531KB)
- 目的と意義
当センターでは、消化管穿孔、縫合不全、狭窄、閉塞等が疑われる患者さんに対して、診断目的で消化管造影検査を実施しています。
これまで主としてガストログラフインを使用してきましたが、暫定管理値を超えるニトロソアミン類が検出された事象への対応により、安定供給の見通しが立たない状況となっています。このため当センターでは、代替造影剤として非イオン性ヨード造影剤(イオパミロンまたはイオプロミド)を用いた消化管造影検査を実施しております。
- 使用する医薬品について
非イオン性ヨード造影剤(製品名:イオパミドール150 注200ml、またはイオプロミド300 注20ml)
イオパミドールおよびイオプロミドは、日本国内では主に血管造影、CT 検査、尿路造影などの検査に広く使用されている非イオン性ヨード造影剤です。(国内では経口投与は承認されていません。)
- 使用方法
検査目的に応じて適切な濃度に調整した非イオン性ヨード造影剤を、経口または消化管内へ投与し、X 線透視や撮影を行います。消化管造影検査は国内添付文書上の適応には含まれていないため、本使用は適応外使用に該当します。海外では消化管穿孔や縫合不全が疑われる症例に対する水溶性造影剤として使用実績があり、その有効性および安全性について一定の知見が蓄積されています。
一般に医薬品は、添付文書(薬の使用説明書)に記載されている用法・用量および使用上の注意に従って使用されます。しかし、一部の医薬品は、添付文書に記載されていない方法で使用する場合があり、これを「適応外使用」と言います。そのため、消化管造影検査における本剤の使用は「適応外使用」となります。「適応外使用」と聞くと不安に感じられるかもしれませんが、海外では消化管穿孔や縫合不全が疑われる患者さんの消化管造影検査に使用された実績があり、国内においても代替造影剤として使用が検討されています。当センターでも関連する医学的知見や安全性情報を確認した上で使用いたします。
- 効果
消化管の狭窄、閉塞、穿孔、縫合不全などの診断に役立ちます。
- .副作用
イオパミドール、イオプロミドは長年使用されている造影剤ですが、以下のような副作用が起こる可能性があります。
・吐き気、下痢、嘔吐、腹痛
・誤嚥および肺合併症
さらにヨード造影剤であるため以下の過敏反応が起こる可能性があります。
・発疹、かゆみ
・じんましん
・血圧低下
・呼吸困難
・アナフィラキシーショック(重篤なアレルギー反応)
消化管投与時には重篤な副作用の頻度は低いものの、まれに生命に関わることがあります。
- 注意点
・過去にヨード造影剤で副作用が出たことがある方は、使用できない場合があります。必ず担当医にお申し出ください。
・気管支喘息や他の薬剤で重いアレルギー歴がある方は、副作用が起こりやすい場合があります。
・腎機能が低下している方では、検査前後の管理が必要になる場合があります。
・検査中や検査後に気分不良、発疹、呼吸苦などが生じた場合は、直ちに医療スタッフへお知らせください。
- 副作用の際の公的救済に関して
非イオン性ヨード造影剤を使用した場合には副作用が生じた場合も、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)の行う医薬品副作用被害救済制度の対象外となり補償を受けることは出来ません。
- 費用
治療費について可能であれば保険請求を行い、査定されて保険から支払いを拒否された場合は病院で負担いたします。本治療による保険診療の自己負担額もの追加の費用の発生はありません。
- 治療成果の発表について
一般的に病院での診療の結果は医療の発展のために学会発表や症例登録を行うことが求められます。この治療で得られた治療経過や検査などから得られた結果も学会・学術雑誌等で報告される可能性があります。その際には個人が特定できないように厳重に注意し、個人情報を保護して行います。
- 同意と同意の撤回、セカンドオピニオン
この文書をお読みいただき所定の書式の書面による同意書をいただいた後に治療を開始いたします。
同意は強制するものではありませんので、同意をいただかなくても、他の治療を継続するにあたり不利益を被ることはありません。
また、いったん同意をいただいた後でも治療を中止する申し出をいただき、所定の書面による同意の撤回書をいただけば、この治療については中断します。ただし医療の一般的な常識に照らして患者さんの利益のために当然行うべき他の治療などは、その同意撤回では中止できません。
また治療方針について他の医療機関の意見を聴く事(セカンドオピニオン)をご希望の場合は、他院への情報提供書などを作成しますのでおっしゃってください。ただしセカンドオピニオンには自己負担となる費用負担が発生します。(料金はセカンドオピニオンを求める医療機関が決定します。)またセカンドオピニオンを行うためには時間を要するため、治療の機会を逸する可能性もありますが、ご心配な点は担当医にご相談ください。
- 当センターの連絡先
この治療について何か知りたいことや、何か心配なことがありましたら、当センターの医師へ遠慮なくおたずねください。