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掲載日:2025年4月8日
放射線科のご紹介
画像診断は人間の視覚領域を拡大して臨床診断に資するために行うものであり、体表面からは見えない肺や骨格を単純X線写真で観察することから始まり、現在のCTでは広範囲を1mm以下の任意方向の詳細な断層像を得られる能力を獲得するにいたりました。さらに形態を画像化するだけでなく、全身の代謝やレセプターの分布、血流や尿流の動態、神経伝達路の方向など、微細構造や機能が続々と画像化されるようになり、現代の臨床診断において重要な地位を占めています。
当センターの放射線科は、この画像診断を中心として放射線治療など関連分野の診療を担当しています。現在は常勤放射線診断専門医4人、レジデントの放射線科医1人に加え、非常勤で放射線治療専門医1人、核医学専門医1人で診療にあたっています。
検査内容 | 検査数 |
---|---|
単純X線写真 |
19,212件 |
ポータブル写真 | 17,294件 |
CT |
3,371件 |
MRI |
3,404件 |
核医学検査 |
685件 |
超音波検査 |
7,265件 |
単純X線写真およびポータブル写真は、実施件数の約30%について読影を行なっています。
CT、MRI、核医学検査、超音波検査、透視造影検査については全件について読影を行っています。
小児の画像診断には、急速に成長・変化していく小児の正常像・破格・病的画像への理解が必要です。教科書やWebでは得られないこれらの知識を日常的に多数の症例を経験することによって会得しその維持に努めています。
各診療科とのカンファレンスの様子
検査機器は下記のとおりです。
検査機器名 |
台数 |
---|---|
128列CT | 2台 |
3.0T、1.5T MRI |
各1台 |
SPECT・CT、SPECT |
2台 |
超音波検査器 |
3台 |
透視造影装置 |
1台 |
血管造影装置 |
2台 (1台は手術室内) |
小児へ最適化した機器のチューニングと、入眠のための個室の整備など周辺環境の整備により、低侵襲で不快さの少ない検査の実現を目指しています。
三次元CT画像
埼玉県立小児医療センターでは、小児放射線に興味がある又は研鑽を積みたい放射線科医を募集しています。随時、見学・相談が可能です。興味のある方は、下記のEメールアドレスまでご連絡ください。
埼玉県立小児医療センター 放射線科科長 田波 穣
E-Mail:tanami.yutaka(at)saitama-pho.jp
※自動メール送信対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご送信ください。
@は半角文字を使用してください。
氏名 | 田波 穣 |
---|---|
役職 | 科長 |
最終学歴(卒業年) |
慶応義塾大学大学院 博士課程(2008年(平成20年)卒) |
氏名 | 小熊 栄二 |
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役職 | 医長 |
最終学歴(卒業年) |
千葉大学医学部医学科(1991年(平成3年)卒) |
氏名 | 佐藤 裕美子 |
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役職 | 医長 |
最終学歴(卒業年) |
筑波大学医学専門学群(1999年(平成11年)卒) |
氏名 | 細川 崇洋 |
---|---|
役職 | 医長 |
最終学歴(卒業年) |
慶応義塾大学(2002年(平成14年)卒) |
氏名 | 難波 咲江 |
---|---|
役職 | 非常勤 |
最終学歴(卒業年) | 福井大学(2019年(平成31年)卒) |
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