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掲載日:2022年3月4日
医療安全の基本は、患者の皆様の視点に立ち、安全で良質な医療を提供することです。そのためには、インフォームド・コンセントを重視し、センター全体の組織的な安全対策と医療従事者個々の努力と研鑽による安全対策を推進します。
医療安全管理室では、以下のような業務を行っています。
医療安全集中管理システムによる事例収集
県立4病院が同じ収集システムを採用しています。
根本原因分析(RCA)
米国退役軍人病院の患者安全センターで開発されたツールを使用して、問題や事故などの発生の根本原因分析を行っています。
個人の責任を問うのではなく、システムの問題としての原因を見つけて再発を防止します。
安全管理委員会 月1回
リスクマネジメント推進委員会 月1回
安全管理室会議 毎週1回
全ての職員が年2回以上参加できるように、内容や開催時間などを工夫した計画を立て、年間12~14回の医療安全関連研修を実施しています。
<患者急変時のトレーニング>
訓練でできないことは、本番では絶対にできないので、みんな真剣に取り組んでいます。
<措置患者の離院捜索訓練>
訓練には事務職員やコメディカルスタッフも参加し、職種間の連携をはかるとともに、目標に向かって協力する文化の醸成やコミュニケーションの促進をはかっています。
また、緊急時の連絡体制の確認も訓練の中で実施し、速やかに情報が共有できるように訓練をしています。
<病棟外で発生した患者急変時の訓練>
コードブルーによるスタッフの参集訓練と、質の高い蘇生を行うための訓練です。
医師・看護師だけでなく、病院に勤務する職員全員が、緊急時に何をするべきか考えて行動できるように訓練を行っています。
リスクマネジメント推進委員会では、患者や利用者の皆様に、安全な医療・福祉を提供するための作業環境の整備や対策が、正しく行われているか確認し、改善することを目的に安全パトロールを実施しています。
「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」の視点で作成したチェック表を用い、作業環境の改善を推進するとともに、各部署の職員に安全行動・安全対策に関するインタビューを行っています。安全パトロールでの指摘事項は、改善対策の進捗状況を必ず確認し、現場レベルでの改善が困難な場合は、安全管理委員会に報告し病院レベルでの対策を提言します。
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