埼玉県立がんセンター > 過去のお知らせ > 過去のお知らせ 令和2年度 > 遠隔操作型内視鏡下手術システム(ダ・ヴィンチ)を用いた胃がん手術200症例突破
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掲載日:2023年4月4日
埼玉県立がんセンターでは、遠隔操作型内視鏡下手術システム(ダ・ヴィンチ)を使用した胃がん手術(以下、ロボット胃癌手術)を2014年から開始し、2023年3月には200件を超えました。
200例以上の経験数は、がん専門病院としては国内上位となります。
2018年4月以降、日本では12種類のロボット手術の術式が保険適用となりました。そして当院では2018年から直腸癌、2021年からは食道癌と膵臓癌、2023年からは結腸癌のロボット手術も開始いたしました。希望される患者様がおられましたら、当院の外来主治医に御相談下さい。
ロボット胃癌手術を担当している消化器外科・低侵襲手術センターの江原です。
当センターでは、2014年よりロボット胃癌手術を開始しました。これらは医師の操作によって動くロボットアームを用いた最新の腹腔鏡手術です。従来の腹腔鏡手術とは違い、おなかの中にロボットアームの関節があることで、自由自在に手術器械を操作することが可能となりました。
また3Dハイビジョン画像および手ぶれ防止機能の効果もあいまって、難しい手術を簡単におこなうことができるようになりました。2014年9月には、当院も参加した先進医療が開始され、その結果“従来の腹腔鏡手術よりも合併症を減らす”ことが証明されました。
費用に関しても2018年4月以降は健康保険の適応となったため、従来の腹腔鏡手術と同じ金額で手術を受けていただくことができます。
現在はStageIIIまでの進行胃癌までロボット手術の適応としていますが、今後さらに進んだ病期の患者様にもロボット手術を受けていただけるように適応を拡大していきます。
当センターではこれまで200例を超えるロボット胃癌手術を経験し、従来の腹腔鏡による胃癌手術も1200例以上おこなって参りました。合併症も全国平均より低率であり、患者様にとって、痛みが少ないだけでなく合併症も少ない手術を提供できていると考えております。ロボットおよび腹腔鏡の胃癌手術を希望される患者様は、外来担当医に御相談ください。
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