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掲載日:2024年2月15日
A 当センター細菌検査室では、大きく2つの分野の検査を行っています。
(1)喀痰検査:肺炎や気管支炎など呼吸器系の病気の原因となりうる細菌や真菌(カビ)の有無を検査します。
(2)血液培養検査:ヒトの血液の中は通常菌は存在しませんが、免疫の低下などの理由により、菌が侵入すること(菌血症)があります。血液を培養し、菌血症の有無を検査します。
例:MRSA、緑膿菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌、カンジダ、アスペルギルスなど
結核菌を含む抗酸菌を検出するための検査です。さらに結核菌と非結核性抗酸菌を鑑別するための検査をします。
A 検査や菌の種類によって異なります。
通常3日から1週間です。その間、病気の原因と推定される菌の発育が認められた場合、その菌名と菌量、さらに薬剤の効果の有無を検査します。ただし、真菌や発育の遅い細菌の場合は1週間から1ヵ月程かかります。
最終報告までには8週間以上かかります。その間、中間報告として、菌の存在の有無を調べる検査は24時間以内に報告します。菌の発育には5日~8週間(菌の種類と菌量により異なります)培養を必要とします。菌の発育が認められたら、菌名を調べる検査を実施します。薬剤の効果の有無を調べる検査を実施するとさらに約4週間かかります。検査を始めて8週間後、菌の発育を認めなかった場合、抗酸菌培養検査(-)と報告します。
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写真(1):一般細菌検査より:顕微鏡検査(グラム染色/顕微鏡1000×) →細菌、真菌の存在や炎症の有無などを検査します。 |
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写真(2):抗酸菌検査より:顕微鏡検査(蛍光染色/顕微鏡200×) →抗酸菌(結核菌など)の存在の有無を検査します。 |
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