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掲載日:2022年8月17日
血液検査室では患者さんより採血された血液から赤血球、白血球、血小板などの数を測定する血液計数検査や、血液が固まる機能を調べる凝固検査、固まった血液成分を分解する機能を調べる線溶(せんよう)検査などを実施しています。これらの検査は診察前に検査結果がわかるよう至急対応で検査しています。
自動血球計数装置で血液中の赤血球、白血球、血小板などの細胞成分の数や、ヘモグロビン量を測定し、貧血や白血病、感染症などを知る手がかりとなる検査です。
血液をスライドガラスに塗抹して染色を行い顕微鏡で白血球分類、赤血球形態などをより詳細に観察し、病気と結びつく異常がないかを調べます。
自動血球計数装置(XN-3100)
白血球
血小板(小さな濃紫色細胞)
血管が傷つくと出血を止めるために傷口を修復しようと血液を凝固させる働きをもつ凝固系(血液凝固系)を調べる凝固検査と、凝固系の作用で固まった血液(フィブリン塊)を溶かして分解する働きをもつ線溶系(線維素溶解系)を調べる線溶検査があります。
全自動血液凝固線溶測定装置(CP-3000)
【凝固系検査項目】
PT(プロトロンビン時間)、APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)、Fib(フィブリノーゲン)など
【線溶系検査項目】
FDP(フィブリン分解産物)、Dダイマーなど
特にPTは、ワーファリン投与量決定のためにも測定されています
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