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掲載日:2024年4月5日
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埼玉県立病院機構は、令和3年4月に地方独立行政法人として設立され、4つの専門病院を運営しています。
当機構の船出は、折しも新型コロナ禍の只中となり、刻々と変化するウイルスとの前例のない戦いに、職員一同日夜奮闘してきましたが、皆様のご理解とご協力に支えられ、早くも設立4年目を迎えています。令和5年5月の新型コロナ5類移行後は、速やかに通常診療体制への回復を図り、4病院が心をひとつにして県民の皆様に安心で安全な、より良い医療の提供に努めています。
法人化以降の取組として、地域の医療機関に向けて新たに医師を派遣し、県内の小児救急医療輪番体制の空白地域を埋めるなど、地域医療との緊密な連携を推し進めてきました。
また、各病院の診療現場では、医療の質と安全の向上を図り、県民の方々に良質な医療を提供すべく努めています。その一環として、待ち時間の短縮や医療安全の向上などのTQM(Total Quality Management)活動に4病院で取組んでいます。
令和6年4月からは医師の働き方改革の新制度が施行されます。当機構では新制度に対応し、職員が健康でいきいきと活躍できる職場づくりに積極的に取り組むため、人事制度改革も進めています。まず、医師の処遇を改善し、高度専門医療を担う専門性の高い医師の確保を進めました。また、看護師やコメディカル、医療相談職などの職員についても、採用を促進しています。さらに、職員の皆さんが仕事と家庭の両立を図りながら安定的に勤務できるよう、定年延長や、タスクシフト・タスクシェア、デジタル化などの業務効率化の取組を推進しているほか、病院間での職員相互派遣など、機構のスケールメリットを生かした施策も進めています。
今後も県立4病院が一体となって運営していけるような取組を加速してまいります。
引き続き、県立4病院の取組にご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2024年4月
地方独立行政法人埼玉県立病院機構 初代理事長 岩中 督
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