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掲載日:2024年10月24日
思春期・若年成人(Adolescent and Young Adult: AYA)世代は、まさに個人の成長・発達の過程にあり、からだ、こころ、社会的な地位、状況もそれぞれの患者さまでとても幅があります。就学、就労、親からの自立、結婚、妊娠、出産、子育てなど、人生の大きな変化(ライフイベント)を経験する時期でもあり、さまざまな葛藤と直面する方も多いです。
がんになると、医療者から病気(あるいはその疑い)であると告知され、そしてそれを自分なりに受け取め、医療者と治療方針を決定し、治療に向かわねばなりません。そして治療の後も人生が続いていきます。
自分の生活している環境と全く別のところで事態が動き、それについていくのは成熟した成人でもやっとの思いです。ましてや成長発達段階にあったり、さまざまなライフイベントに直面していると、いっそう不安を抱え、誰かに相談し支えてほしいと考えるのは自然なことです。同じ経験をしている人たちと話をしたいときもあると思いますが、がんになる人が少ない世代でもあり、似たような状況にある方が身近にいないことも多いです。
埼玉県立がんセンターでは、これまでもがん患者さんの苦しみを少しでも取り除いていけるよう病院を挙げて様々な取り組みをしています。そして、若年世代のみなさまにこれまでと同じように支援をするだけでは足りないところがあるとようやく気付き、2019年9月よりAYA世代支援チームを立ち上げて活動を開始しました。現在は医師、薬剤師、認定看護師、病棟看護師、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、移植コーディネーター、事務局、が所属しています。
私たちの役割は、治療への理解を助け、患者さんの置かれている環境をより過ごしやすくするためのお手伝いです。
AYA世代支援チームが窓口になり、病院全体、地域で連携しています。
みなさまが比較的多く直面する困りごとや悩み、みなさまそれぞれで抱えている困りごとや悩み、がんに関わることでなくても、また若年がん患者さまのご家族さまも、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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