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掲載日:2025年1月22日
薬剤部では、患者さんに安心・安全な薬物療法を提供するため、各部署と連携を図りながら、医療チームの一員として業務に取り組んでいます。
当センターではクロザリル適正使用委員会を設置し、2012(平成24)年5月からクロザピンの投与が開始されました。
薬剤部では管理表に基づいたクロザピンの服用スケジュール、投与量や検査値の確認を行い、副作用の早期発見に役立てています。
LAI(持効性注射剤)はアドヒアランスを向上させ、統合失調症の再発予防に効果が高いとされています。
管理表を用いて患者さんごとの薬剤の投与スケジュールを確認し、適正な薬物療法が図れるように取り組んでいます。
当センターでは院外処方せんの全面発行をしており、発行率は約98%となっています。
一部の特殊なお薬については院内でお渡しする場合もあります。
院外処方せんは、院外の調剤薬局でお薬を受け取るための処方せんです。
「かかりつけ薬局」があると患者さんのお薬の情報を一括して管理してもらうことができます。なお、院外処方せんの有効期間は発行日を含めて4日間(土日祝日も含む)です。
主に入院患者さんのお薬の調剤を行っています。
医師が処方したお薬について、処方量や使用方法、飲み合わせなど、過去の処方歴も参照しながら確認します。必要に応じて医師に問い合わせを行います。
内服薬は、服用時ごとにワンパック包装し、患者さんが服用しやすいように工夫しています。医師からのお薬の変更や増量、減量指示に対しても、随時薬剤部で対応しています。
注射薬は、患者さん個人別に1日分ずつセットしています。
投与量、投与方法だけでなく、配合変化のチェックなどを行っています。
医師や看護師など医療スタッフからの問い合わせや、院外薬局からの問い合わせに対応しています。
また、医薬品の使用上の注意、副作用情報など必要な情報を「薬剤部情報」として発行しています。
さらに薬事委員会事務局として医薬品の採用・削除に関する業務も行っています。
医師の依頼に基づいて、入院中の患者さんにお薬の説明を行っています。
薬物療法は精神科の治療においてとても重要です。
医療スタッフと情報を共有し、退院後も服薬を継続できるよう、患者さんひとりひとりに合わせた丁寧な説明を心がけています。
院内で使用している約650品目の医薬品の購入、保管、供給、在庫管理を行っています。
医薬品の品質の確保だけでなく、使用状況を把握し適正使用されるよう努めています。
また、夜間や緊急時に備えて配置してある外来・病棟常備薬について、定期的に確認しています。
栄養サポートチーム(NST)などのチーム医療に参加し、多職種連携を行っています。
また、入院患者さんを対象とした医療観察法病棟の「ケヤキプログラム」では、薬の効果、副作用に関する講義を担当し、患者さんの薬物療法の重要性の理解、治療への主体的な参加に貢献しています。
その他、医療安全の院内ラウンドに同行するなど、様々な場面で活動しています。
・薬剤師就職説明会を開催します。
ご案内は「センターからのお知らせ(PDF:643KB)」をご覧ください。
・薬剤部の見学は、随時受け付けています。
連絡先は下記の通りです。
事務局 総務・人事担当
048-723-1111(代表)
n231111@saitama-pho.jp
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