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埼玉県立 小児医療センター > 各部門の紹介 > 薬剤部 > 患者さんと保護者のみなさまへ

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掲載日:2025年3月27日

患者さんと保護者のみなさまへ

小児用の薬の特色

小児は大人に比べ薬の使用量が少なく、また、年齢・体重等で大きく量が異なります。市販されている錠剤やカプセルはほとんどが大人用ですのでそのままでは飲めないことや量が多くなりすぎることから、錠剤やカプセルを粉砕して粉薬や水薬にして量を調整します。

院外処方せんのご案内

当センターでは、外来患者さんのお薬は原則として院外処方です。
お薬が必要な患者さんには院外処方せんをお渡ししていますので、調剤薬局に院外処方せんを提出してお薬をお受け取りください。ただし治験薬など特殊なお薬は院内でお渡ししています。

  • 院外処方せんが発行されたら、その日から4日以内に調剤薬局に提出しましょう。
  • 有効期限を過ぎた院外処方せんは無効のため、調剤ができません。

埼玉県立病院機構では電子処方せんへの対応を2段階で進めています。
Step.1【現在の状況】電子処方せん管理サービスに処方情報を登録
現時点では、「紙の院外処方せんが原本」のため、これまでどおり処方せんを薬局に持参してください。
Step.2【令和10年(2028年)頃】電子カルテシステムの更新時期に合わせて電子処方せんに移行

さいたま市薬剤師会が運営するファックスの老朽化と保守サポートの終了により、令和7年(2025年)12月末(予定)で院外処方せんのファックス送信を終了することになりました。

今後は、お薬手帳アプリ等を使用して処方せんを調剤薬局に送信する方法に移行します。詳細なスケジュールについては令和7年(2025年)4月以降にご案内いたします。

これまでアプリ等を使用して処方せんを送信したことのない方は、かかりつけの調剤薬局でアプリ等の操作方法について、説明を受けていただくようお願いいたします。

なお、アプリ等で処方せんを送信しても、当センターの院外処方せんは、電子処方せんではなく「紙の処方せんが原本」のため、これまでどおり、調剤薬局の窓口で処方せんの提出が必要です。

1)院外処方せんの有効期限

院外処方せんの有効期限は、発行日を含めて4日以内(土曜・日曜、祝日も含む)です。
院外処方せんの使用期間に医師の記載がある場合を除いて、院外処方せんの有効期限は発行日から「4日以内」です。つまり、まだお薬が残っていても、院外処方せんの発行日から4日以内に調剤薬局に提出しなければ無効になります。
無効になった院外処方せんでは調剤ができないため、病院を再受診して院外処方せんを再発行する必要があります。また、院外処方せんを紛失して再発行をした場合も同様です。
ただし、院外処方せんの有効期限は事前に延長することができます。
長期休暇前や海外旅行前など、特別な事情により院外処方せんの有効期限の延長を希望する場合は、診察時に医師と相談してください。

院外処方せんの使用期限については、厚生労働省のホームページページ(処方箋の使用期間にご留意ください)(外部サイトにリンク)にも詳しく掲載されています。

2)院外処方せんの改ざん禁止

院外処方せんの期限が切れてしまっても、ご自身で有効期限の日付を修正することは「違法」です。
院外処方せんの内容を医師以外の者が変更(追記も含む)することは改ざん行為となり、処罰の対象になります。

かかりつけ薬局を持ちましょう

調剤薬局は患者さんが自由に選択することができますが、いつも利用する「かかりつけ薬局」を決めておきましょう。
「かかりつけ薬局」では薬剤師がお薬の飲み合わせや副作用の確認を行い、安全な治療ができるよう、お薬の情報を管理しています。

当センターで診療を受ける患者さんの多くは、小児用の特殊な医薬品が処方されており、在庫の確保が難しいものもあります。あらかじめ「かかりつけ薬局」を決め、院外処方せんの内容や服用しているお薬の情報を伝えておくと、調剤や医薬品の確保でお待ちいただくことを減らすことができます。

総合受付の横にさいたま市薬剤師会のファックスコーナーがあり、「かかりつけ薬局」の相談も受け付けていますのでご利用ください。

おくすり手帳を活用しましょう

当センターでは、患者の皆様に「おくすり手帳」を所持していただくよう、お願いしています。「おくすり手帳」は、処方されたおくすりの記録であるだけでなく、おくすりを服用(使用)中のできごとの記録にもなります。気付いたことは、こまめに記録するようにしましょう。

  1. 服用(使用)を始めた日と終わった日
  2. 現在、服用(使用)していないおくすりには印を付けておく
  3. 服用(使用)中に気付いたこと(いつ頃から、どのような状況になったか)
  4. おくすりの他に、習慣的に服用している食品など
  5. 処方時や調剤時に配慮して欲しいこと
  6. おくすりを服用(使用)して疑問に思ったこと

そして、病院や診療所、調剤薬局では、かならず「おくすり手帳」を提示して、おくすりを服用(使用)中のできごとをお知らせください。おくすりでの治療をする際に大切な情報となります。

さいたま市版おくすり手帳プロジェクト(効果検証)への参加について

さいたま市薬剤師会では、医療連携の一環として「さいたま市版おくすり手帳プロジェクト」に取り組んでいます。これは、さいたま市内の基幹病院3施設(自治医科大学さいたま医療センター、さいたま赤十字病院、埼玉県立小児医療センター)と、さいたま市薬剤師会の会員薬局が協力して、おくすり手帳を活用した情報連携を推進するものです。このプロジェクトでは、おくすり手帳のカバー部分に患者さんに固有の情報を記入できるカード(当センターの場合は小児用カード)を追加して、処方せんやおくすり手帳だけでは不十分な調剤や服薬指導に必要な情報の共有を図ります。

小児の調剤では患者さんの成長や発達段階に応じた情報がとても役立ちます。このため、小児用カードには患者さんが服用可能なおくすりの形状や服薬時の留意点(工夫)などの項目が追加されています。この情報を患者さんと病院、薬局で共有することで、小児に最適な調剤と細やかなコミュニケーション形成を目指します。

小児用カードは、さいたま市内にお住まいの小児患者さんにお渡ししていますので、お持ちのおくすり手帳に追加してご活用ください。

さいたま市お薬手帳小児用(画像をクリックすると拡大します。JPG:751KB)

よくいただくご質問について

1.通常の時間(祝日を除く、月から金曜日、8時30分から17時)以外にお薬を受け取る

外来患者の方で、当日、お薬を受け取れない場合は、時間外に、お受け取りになることも可能です。薬剤部へご連絡ください。

2.お薬に関する質問をする

窓口では、お薬の説明に十分な時間がとれません。より詳しい説明をご希望の方は窓口でお申し出ください。また、帰宅後、お薬への疑問等がありましたら、薬剤部へお電話でお問合せください。

3.お薬がうまく飲めない場合

お薬には様々な剤形(粉末、錠剤、カプセル、液剤等)があります。お薬がうまく飲めない場合は薬剤師にご相談ください。

4.他の医療機関からもらった薬と当センターからもらった薬の飲み合わせについて

現在、他の医療機関からもらった服用中の薬があれば、診察時に医師に必ずお伝えください。飲み合わせ(相互作用)が悪い場合があります。できればお薬をご持参下さい。

 

 

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター  

郵便番号330-8777 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2

ファックス:048-601-2201

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
回答にお時間をいただく場合がございますので、ご了承ください。

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