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掲載日:2025年2月17日
安全な医療の提供は医療の基本となるものであり、職員一人ひとりが医療安全の必要性・重要性を自分自身の課題と認識し、医療安全体制の確立を図り、安全な医療の遂行を徹底することが重要です。このため、当センターは医療安全管理室および医療安全管理者を配置し、医療安全管理委員会を実務委員会として医療安全体制を確保し、院内の関係者と協議のもと医療安全管理指針及び医療安全対策マニュアルを作成しています。また、事例及び医療事故の評価分析により医療安全対策マニュアル等の定期的な見直しを行い医療安全管理の充実を図っています。
医療安全対策加算1の要件に準じた業務内容を遂行します。
この取り組みは医療者だけでは実施できません。お子さんやご家族のご協力が必要不可欠です。ぜひご協力のほど、よろしくお願いいたします。
また、患者誤認防止策については年3回、医療者同士だけではなく、お子さんやご家族にお願いして、医療者がきちんと確認行動を実施しているか調査を行っています。調査結果については毎年11月院内に掲示し、院内の患者誤認防止策実施状況を評価しています。
医療安全についてご相談があるときは、総合受付にお声がけくださるか、代表番号にお電話ください。医療安全管理者が対応いたします。
重大事象発生時の要因は組織の問題が大きいことがあります。そこで、組織の医療安全文化を向上するために平成23年度より医療におけるチームトレーニングTeamSTEPPSを実施しています。
TeamSTEPPSとは「Team Strategies and Tools to Enhance Performance and Patient Safety:チームとしてのより良いパフォーマンスと患者安全を高めるためのツールと戦略」です。
医療の現場は様々な職種で構成され、それぞれの職種が高い専門性を発揮するために、各々の職種で知識・技術・態度を高めていくための教育が行われていますが、お子さん・ご家族に関わるときにはチームとして診断・治療・ケアを行っています。
そのチーム力を高めるためにチームトレーニングがTeamSTEPPSを行っています。
全職員、全職種がこのトレーニングを受けています。
「『何か変!?』と感じたら、声に出そう!」「自分の考えていること=相手の考えていることなのか、確認してみないとわからないから、考えていること、思っていることは声に出して確認していこう!」「心配なこと、不安なこと、医療安全上の問題と感じたことは『心配です』『不安です』『医療安全上の問題です』と言葉で表現して伝えていこう!」ということをチームでトレーニングしています。
トレーニングは他職種合同のチームに分かれ、その都度、与えられた各課題を実施していきます。
このトレーニングを通して、職種間のコミュニケーションなどがより円滑に変わってきています。
そして、医療現場で行われているチーム医療のチームにはお子さん・ご家族も入っています。不安なこと、心配なこと、何か変と感じていることなどありましたら、ご遠慮なくお声掛けください。
TeamSTEPPS研修の様子
埼玉県立病院機構では、医療の透明性を高め、県立病院と県民の皆様との信頼関係を気づいていくため、埼玉県立小児医療センターを含む県立病院における医療安全の取り組みやインシデント・アクシデント報告件数などについて公表しています。
詳しい内容につきましては、リンク先の公表資料をご確認ください。
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