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掲載日:2025年1月9日
生理検査は患者さんご本人に協力をいただき、体の機能や構造を調べる検査です。当センターでは個人情報などプライバシーの保護に留意し、安心して検査ができるよう努めております。心電図、超音波の検査を受ける際に同性技師をご要望の方は24番受付へお声がけください。その際は状況によりお待たせする場合がございますのでご了承ください。また何かお気づきのことや検査についてわからないことがありましたら、お気軽に検査スタッフまでお尋ねください。
心電図検査 | 心臓から発生する電気信号を波形とし記録し、心臓のスクリーニングや不整脈などの診断に用いられます。手術前後や各治療前後の状態を把握する上でも重要な検査です。 |
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肺機能検査 | 息を吸ったり吐いたりして、肺活量や慢性肺閉塞性疾患(COPD)の有無などを調べます。肺機能のスクリーニング検査としてだけでなく、手術の際の麻酔や術中術後の呼吸管理にも重要な検査です。 |
超音波検査 | 人の耳には聞こえない超音波を使って、体内の臓器を調べる検査です。腫瘍のサイズや範囲・転移の有無などの判断に用いられます。腹部、乳腺、心臓、婦人科、甲状腺等々検査部位ごとの予約検査となっています。 |
超音波ガイド下穿刺検査 | 超音波ガイド下に乳腺・肝臓・頸部・前立腺等を安全に穿刺し、細胞や組織を採取したり、治療を行なったりします。 |
脳波検査 | 頭部に電極をつけ、脳の活動を調べる検査です。 |
その他の検査 | ピロリ検査・体成分分析検査・聴力検査など |
※院内で行われている生理検査の基準範囲は臨床検査科のページをご覧ください。
安静時心電図
ベッドに仰向けに寝ていただき、両手首・両足首に4個、胸部に6個の電極を取り付けて記録を行います。痛みを伴うことはありません。
負荷心電図
安静時の心電図を記録した後、踏み台の昇り降りをリズムに合わせてしていただき、運動負荷をかけます。その後、運動直後から10分後までの心電図を記録します。安静時では現れにくい心臓疾患の診断に用います。
ストッキングやボディースーツ等はご遠慮いただき、手首足首と胸の開きやすい服装でおこし下さい。
また、ペースメーカーやICDを装着している場合は、ペースメーカー手帳を御提出下さい。その他、心筋梗塞や狭心症などの既往がある方は検査時にお話下さい。
息を吸ったり吐いたりして、肺活量や気道の狭窄の有無などを調べます。気管支喘息や肺気腫などの肺疾患の診断や肺機能の評価に役立ちます。肺の病気の方だけでなく、手術の際の麻酔や術中・術後の呼吸管理の判断のために行う検査です。
機械に接続されたマウスピースをくわえた状態で、検査スタッフの掛け声に合わせて息を吸ったり吐いたりしていただきます。検査項目は2~5項目です。
検査スタッフの指示に従ってください。正しい結果を得るために繰り返し検査を行っていただきますのでご協力お願いします。
また、気管支喘息や結核などの既往のある方は検査前に申し出てください。
例)正常
上気道閉塞
体の表面から人の耳には聞こえない超音波を当て、体内の組織にぶつかってはね返ってくるまでの時間や減衰を画像化する検査です。腫瘍や転移の有無・サイズや範囲などの判断に用いられます。痛みはほとんどなく、放射線の問題もありません。
ベッドに寝ていただき体の表面にゼリーを塗って検査します。検査項目によっては体勢や呼吸の調整をしますので検査スタッフの指示に従ってください。
検査部位の出しやすい服装でおこし下さい。
また、腹部超音波検査や婦人科超音波検査等は検査予約表の内容をご確認の上、下記の事項にご注意下さい・
腹部超音波検査
婦人科超音波検査
脳が活動すると脳細胞に微弱な電流が流れます。その脳細胞の電気的変化を頭皮上の電極を通じて脳波に変換して調べます。痙攣、てんかん、脳腫瘍、意識障害等の脳神経検査で用いられます。
ベッドに仰向けになっていただき、電極をクリームで付けてリラックスした状態で記録します。覚醒と睡眠状態を検査します。
前日は必ず洗髪し、当日は整髪料等を使用しないで下さい。
髪飾り、ピン及びピアス等アクセサリーは外していただきます。
検査は睡眠状態の記録が大切です。
胃・十二指腸潰瘍や胃癌と深く関わりがあるといわれているピロリ菌が、体内(胃内)にいるかどうかを調べる検査です。
検査方法
最初に呼気を採取し、検査薬を1錠飲みます。左側臥位で5分間、座位で15分間安静にしていただいた後、再度呼気を採取します。検査薬を飲んだ前後の呼気中の13-C(炭素)の濃度を比較して判定します。体に痛みを伴うことはありません。
ご注意
人体を構成する成分(水分量・骨量・脂肪量・ミネラル量)を測定する検査です。当センターでは栄養管理の指標の1つとして用いられています。
検査方法
ベッドに仰向けに寝ていただき、両手指と両足かかとに8個の電極をつけて測定します。
ご注意
体水分分布を安定させるため、検査10分前からベッド上で安静を保っていただきます。
原則、検査3時間前までに飲食を済ませていただきます。
ペースメーカー装着者や妊婦に対しての検査は行っておりません。
ピロリ検査
体成分分析検査
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