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掲載日:2022年3月2日
埼玉県立循環器・呼吸器病センターの病院及び看護部の理念に基づき、循環器、呼吸器疾患患者の特徴を理解し、専門的な知識・技術・態度を習得し、患者・家族が安心できる質の高い看護サービスを提供できる看護職員を育成する。
教育は、看護実践能力の向上を目的とし平成18年度からクリニカルラダー方式を取り入れています。その後、埼玉県立病院共通化のクリニカルラダーとなりました。令和4年度に地方独立行政法人化を契機に新たに日本看護協会のクリニカルラダーを改編したものに変更しています。クリニカルラダー方式は、個人のライフワークに合わせ、段階を踏みながら自己成長できるシステムです。新人看護師は、レベルI取得からチャレンジし、徐々にレベルアップしていきます。看護師経験のあるキャリアナースは、経験に合ったレベルから院内教育を受けることができます。
また、急性期病院の看護師としての役割を担えるよう、救急看護研修を院内認定研修と位置づけています。集合研修で知識と技術を学び、所属部署ごとに丁寧に反復練習を繰り返すことで正確なBLSおよび救急時の対応を身につけることができます。
クリニカルラダー研修は、臨床実践能力レベルに合わせた内容です。その他に、専門研修、トピックス研修、院外研修などを取り入れ、高度専門医療を担う医療チームの一員としての資質を高められるよう支援しています。
専門研修は、企画から講師までを主に認定看護師が関わり、基礎から応用へ専門的な知識などを得ることができます。また、専門・認定看護師、特定行為看護師などスペシャリストを目指す人の育成支援を積極的に行っています。
埼玉県立循環器・呼吸器病センター研修イメージ
新人教育体制は、4月にオリエンテーション期間を設け、クリニカルラダー研修の他に院内見学、電子カルテ操作練習、他部門および院内の様々なシステムの説明を行っています。オリエンテーション期間は、病院の雰囲気を知り、同期看護師の絆を深める大切な時間だと考えています。
5月以降は、看護基礎・技術研修、クリニカルラダー研修、フォローアップ研修などを1~2か月ごとに開催しています。同期看護師と交流する良い機会ともなっています。
救急看護I研修
フォローアップ研修
新人看護師の支援体制は、チーム支援型です。各病棟に新人チームがあり、看護業務、看護技術などの指導を行う複数の実地指導者、悩みや困ったことを相談するエルダー看護師を中心に病棟全体で新人看護師を支援しています。さらに病棟以外の先輩看護師の支援としてピアサポートナースが新人看護師一人ひとりを担当し、1か月に1回程度の相談面談をしています。
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