埼玉県立 小児医療センター > 外来入院のご案内 > 地域連携・相談支援センター > チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)について
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掲載日:2024年7月19日
CLSとは、医療スタッフの一員として子どもやその家族へ心理社会的ケアを行う専門職種です。
医療行為は一切行いませんが、医師・看護師をはじめとする他職種と協働しながら、Family Centered Care(子ども・家族中心の医療)を目指し、2012年より活動しています。
子どもにとって、思い切り遊ぶということは成長発達において欠かせないものです。
しかしながら“初めて”ばかりの医療現場では、なかなかそれがかなわない現実があります。
そんなとき、お子さんに合わせた遊びを提供することで成長発達を促し、入院生活に早く馴れるお手伝いをします。
子どもたちは大人ほどの語彙を持ち合わせていないため、自分の”こわい”、”つらい”、”さみしい”といった気持ちを充分に伝えることが困難です。
そのため、お子さんが医療現場において抱えるストレスを発散できるような遊びの提供を致します。
痛いかな?一人になるのかな?どんな匂い・音がするのかな?検査や処置前の子どもは不安でいっぱいです。
そんなとき、お子さんの発達や年齢に合わせた言葉や模型などを使用して、分かりやすい説明を行うことで、お子さんの心の準備のお手伝いをします。
プリパレーションの様子
初めての検査や苦痛を伴う処置にCLSも付き添い、お子さんがお子さんなりに頑張れるようサポートします。
病院で頑張っているお子さんのごきょうだいへのサポートです。
病気のきょうだいは帰ってこないし、何が起こっているのかすごく気になるけれど、お父さん、お母さんや周りの大人たちにもなんだか聞きにくい・・・。これからどうなっちゃうの?そんな不安を抱えているごきょうだいへCLSが直接説明したり、ごきょうだいを支援するためにご家族のご相談に応じたりします。
グリーフケア、きょうだい支援の参考例
(患者さんとお姉ちゃんの手形・足形の壁飾りを作成しました)
残念ながら頑張って治療してきたお子さんとお別れしなければならないときに、そのご家族がご家族らしく、ときにはごきょうだいも交えながら大切なお別れの時間を過ごせるよう、お手伝いさせていただきます。
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