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掲載日:2022年4月14日

がんセンター概要

ごあいさつ 

影山病院長画像

 この度、令和4年4月に埼玉県立がんセンターの病院長に就任いたしました影山幸雄と申します。

 埼玉県立がんセンターは、埼玉県百年記念事業の一環として1975年11月、研究所を併設する100床の病院として発足しました。その後の数度にわたる増床を経て、2013年12月新築移転し現在503床となり、2021年4月には地方独立行政法人埼玉県立病院機構の一員として新たなスタートを切りました。

 国から指定を受けた「都道府県がん診療連携拠点病院」として埼玉県のがん診療をリードするとともに、地域の医療機関と連携して埼玉県全体のがん診療の向上に努めております。

 当センターの取り組みの一部を紹介いたします。

 がんの診断にあたっては、PET-CTや全身MRIなど最新の画像検査を院内で受けることができるように整備しております。血液検査、尿検査、生理検査などを担う臨床検査部門はISO15198の認証を取得し、質の高い検査業務を行っております。がん診療に不可欠な病理診断においても、スタッフの充実をはかり、診断までの時間は大幅に短縮されています。

 がん治療の中心となる手術・放射線・薬物療法については最新の技術、機器、薬剤を積極的に取り入れ県民の皆様のニーズに答えるように体制を整えております。手術においてはかねてから力を入れております腹腔鏡・胸腔鏡を利用した低侵襲手術に加えて2014年からは内視鏡手術支援ロボットである「ダ・ヴィンチ」を導入し、着実に実績を上げております。増え続ける患者さんに対応するため2020年から「ダ・ヴィンチ」2台の体制とし、一人でも多くの患者さんが負担の少ない手術を受けられるように努めております。

 放射線治療ではより正確にがんに放射線を照射する強度変調放射線治療(IMRT)を基本とし、少ない副作用で高い効果を得られるように努力しております。また画像誘導技術を取り入れ、動きの多い臓器にも効率的に放射線を照射する方法をとっております。最近ではがんの周辺臓器を保護するため、治療するがんの周辺にスペーサーを入れる技術(前立腺がんが対象)も取り入れております。骨転移などを対象にした、RI内用療法(放射性同位元素を医薬品として経口または静脈内投与する治療)も行っております。

 がん薬物療法においては従来の抗癌剤治療に加え、分子標的薬、免疫治療薬の導入など急速な進歩を遂げております。当センターでは最新の薬剤を積極的に取り入れ、がんの状況に合わせたきめ細かい治療を行っています。また新規薬剤の導入に向けた臨床試験・治験にも精力的に取り組んでおります。新規薬剤の使用に伴う多彩な副作用に対応するため診療科の枠を超えてスタッフが協力しあうシステムを構築、また2020年からは総合内科を新設しバックアップ体制を強化しました。なお通院でのがん薬物療法を担う通院治療センターは国内でも有数の規模を誇り、多くの患者さんに適切な通院薬物療法を提供するための体制を整えています。

 がんの発症には遺伝子異常が深く関係しており、患者さんごとにがんに関連する遺伝子の状況を調べ、有効な薬物療法がないかどうか検討するがんゲノム医療が行われるようになりました。当センターは腫瘍診断予防科を軸として早い段階から遺伝子の情報に基づいた診療を進めてきましたが、2019年9月には全国34か所のゲノム医療拠点病院の指定を受け、周辺医療機関と連携して埼玉県のゲノム医療の推進に努めております。これに関連し、併設する臨床腫瘍研究所では発がん機構の解明から、がんの予防・治療につながる研究を行っています。

 がんに伴う不快な症状を緩和するための緩和医療にも力を入れており、診療早期の段階から積極的に介入し、闘病中の皆様ができるかぎり快適に過ごせるように支援しております。緩和病棟は県内でも有数の規模を誇り、質の高い緩和医療を多くの皆様に提供できるように体制を整えております。

 がん診療を円滑に進めるため主に入院診療を対象とした入退院支援センターを設置し、実績を上げてまいりましたが、この度入退院支援センターを発展させる形で「患者サポートセンター」を立ち上げることになりました。医師、看護師のみならず薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーなどが積極的に関与し、がん診療全体を支援する体制を整えております。既存の地域連携、相談支援センターと連携して社会的な問題も含めてきめ細かい対応が出来るようになります。

 また感染症対策に万全を期し、より安全ながん診療を提供するため、感染管理室、医療安全管理室の機能を強化すべく努力を続けています。さらに、病院機能全体の機能、診療の質を高めるためTQM(Total Quality Management)推進室を設置し、日々改善への取り組みを進めております。

 以上の他にも病院機能の向上、より洗練されたがん診療の提供にむけて職員一同が様々な形で精力的に活動して成果をあげております。私たちが病院の理念として掲げる“唯惜命~ただ命を惜しむ”を念頭に、多くの皆様ががんを克服し元気で幸せな人生を送れるように引き続き努力を続けて行きたいと思っております。

 

 埼玉県立がんセンター病院長
影山 幸雄   

病院の理念

“唯惜命~ただ命を惜しむ~”

私達は生命の尊厳と倫理を重んじ、先進の医療と博愛・奉仕の精神によって、がんで苦しむことのない世界をめざします。

基本方針

埼玉県立がんセンターは、次の基本方針のもとに、「先進的ながん医療を実践する進化する病院」・「日本一患者と家族にやさしい病院」をめざします。

  1. 患者さん中心のチーム医療 Patient First
    十分な医療情報提供と患者さんの自己決定権の尊重を通じて、患者さん中心に、最新の技術と豊かな経験を有する多くの領域の専門職が協力してチーム医療を行い、安全でより良い診療と質の高い医療サービスを提供します。
  2. 高度・先進的な医療 Advanced Medicine
    新しい医療の研究・開発・推進を行い、多様化し増大する県民の医療ニーズに対応できる高度・先進的ながん診療を実践します。
  3. 地域医療連携の推進 Cooperation with Local Health Care
    緊密な情報交換により地域医療連携を推進し、医療の役割分担を明確にして、がん医療の地域協力体制を築きます。
  4. 職員の教育・育成と質の向上 Human Resource Development
    がん専門職の育成および医療従事者の教育・研修を通じて、次世代の埼玉県のがん医療の向上に努めます。
  5. 診療情報等の適正管理 Information Security
    診療などに関する個人情報の適切な利用とともに、不正アクセスや漏えいを予防し、患者さんが安心して医療を受けられる情報管理体制を築きます。
  6. 患者と職員が宝物 Treasure are Patients and Staff
    患者さんは言うまでもなく、職員はがんセンターの宝です。患者と家族と、そして職員にもやさしい病院が目標です。

臨床倫理の指針

当院は病院の理念として掲げる"唯惜命~ただ命を惜しむ"を実現することを目的とし、基本的人権と患者さん権利、および医療倫理の原則指針に基づき、「臨床倫理に関する指針」を定めています。

  1. 患者さんの人格、信仰、意思等に配慮し、説明と同意に基づく患者さんの自己決定権を尊重します。
    1)「説明と同意」を基本として十分な話し合いを行った上で、患者さんの意向に基づいた検査や治療法を選択します。
    2)患者さんが病状やその他の理由で判断できない場合には、ご家族と相談して代理決定を行います。
    3)提示した治療を拒否された場合はその理由を検討し、最善と思われる他の治療と対策を患者さんやご家族と一緒に考えます。
    4)治療を完遂するために、患者さんやご家族に守っていただく事項もあります。ご協力をいただき共に治療に臨みます。
  2. 患者さんの利益を最優先とし、公正かつ公平な医療を提供します。
    1)病気の診断、予測される予後、心理的状況から診療目標を設定し、患者さんにとって最も適切と思われる治療法を提示します。
    2)診療ガイドラインやエビデンスに基づいた標準治療を提案しますが、その他に臨床試験、治験、ゲノム医療等の様々な治療の選択肢も提案いたします。
    3)診療内容は、患者さんへの利益、不利益を含めて説明します。また、他の施設に意見を求めるセカンドオピニオンにも対応いたします。
    4)治療との兼ね合いを考えながら、生活の質(QOL)が保たれるように配慮し、リハビリテーションや緩和ケアも含めて計画し提示します。
  3. 患者さんのプライバシーを尊重し、患者さんを取り巻く社会的環境を把握して医療を提供します。
    1)患者さんの治療に際して影響を及ぼすご家族の問題についても考慮して療養生活に生かします。
    2)患者さんの経済状況、宗教、ジェンダー、その他個人に関する問題も考慮します。
    3)患者さんの症状、所見、治療や家族歴等に関する守秘義務の遵守と個人情報の保護を徹底します。
    4)同じ病気で苦しむ患者さんのために役立つ情報は、説明と同意に基づき、個人情報を厳重に保護したうえで活用させていただきます。
  4. 院内の各種委員会(倫理審査委員会、臨床倫理専門部会、IRB等)での審議結果に従った医療・治験・臨床試験・臨床研究を行います。

患者さんの権利

埼玉県立がんセンターでは「唯惜命」の理念に基づき、患者さんの権利を尊重した医療の提供に努めております。

  1. 良質な医療を受ける権利
    すべての人には差別なしに適切な医療を受ける権利があります。
  2. 医療情報の提供を受ける権利
    自分の病気、受ける処置や検査、治療に関して、十分な分かりやすい説明を受ける権利があります。
  3. 自己決定権
    十分な納得できる説明に基づいて、治療計画等を自分の意志で決定する権利があります。治療計画等を拒否する権利もあります。
  4. 医療情報を知る権利
    自分に関する医療情報を知る権利があります。埼玉県立がんセンターでは患者さんの診療情報開示の請求に対して、所定の手続きをとることで情報開示をしております。
  5. セカンドオピニオンを得る権利
    自分の病気に関する診断や治療法などについて、他の医療機関の意見を聞きたい場合はその権利があります。
  6. プライバシーが守られる権利
    患者さん個人の情報は、患者さんの承諾なく第三者に開示されない権利があります。
  7. 人間として尊厳を得る権利
    治療の過程において個人としての人格を尊重される権利があります。

患者の皆様には、これらの権利を適切に行使して、私たち医療従事者と共に力をあわせ、治療に参画されることを期待します。

患者さんの責務

当センターでは、だれもが快適で有効な診療を受けていただけるよう、次の事項を患者さんとそのご家族の方々の責務としてお願いしております。

  1. ご自身の病状や既往歴について正確な情報を病院職員にお話しください。
  2. 診療や療養上必要な処置については、病院職員の意見を尊重しご協力ください。
  3. より良い医療環境を維持するために病院が定めた取り決めをお守りください。
  4. 他の患者さんの診療や病院職員の業務遂行に支障が生じないようご協力ください。
  5. 病院職員への暴力・暴言はおやめください。
  6. 医療事故防止にご協力ください。
  7. 医療費の支払い請求を受けた時には速やかにご対応ください。

 患者さんへのお願い

新しい薬の臨床治験や新しい治療法の開発のための臨床試験、患者サービス向上のためのアンケート調査などにご理解・ご参加をお願いすることがあります。

すべて臨床試験審査委員会、倫理審査委員会での審議を経て承認されたものです。ご同意が頂けた場合のみ手続きを行います。

がん医療の発展のためにご協力をお願いします。

病院情報

病院医療機能情報(埼玉県医療機能情報提供システムのページへ)

がんセンター施設認定一覧

お問い合わせ

地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

検査や治療又は診療の内容に関する個別のご相談には応じかねます。
がん相談については、地域連携・相談支援センターをご利用ください。
地域連携・相談支援センター連絡先
電話:048-722-1111
受付時間 平日9時00分~16時00分

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