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掲載日:2023年9月22日
頭部、胸部、腹部、骨などの撮影で造影剤などを使わず、そのままの状態で撮影するX線検査をいいます。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。通常、外来診察の当日に検査を行います。予約は必要ありません。
食事、その他の特別な制限はありません。造影剤も使用しません。検査時間は撮影部位や撮影枚数により異なりますが、1部位につき5~10分程度です。
撮影後に診察のある方は、フィルムをお渡ししますので、着替えてお待ち下さい。枚数にもよりますが、5分程度で出来上がります。
あらかじめ検査をすることがわかっている方はボタンや金属のない薄手のシャツを着用していると便利です。
撮影部位の金属製品(ネックレス、ヘアピンなど)や湿布、エレキバンは、はずしておいて下さい。
MRI検査は、とても強い磁場(磁石)と電波を用いて体内の構造や成分を鮮明に画像化する検査装置で、脳や脊椎以外にも、頭頸部、乳腺、肝臓・胆嚢・膵臓、子宮・卵巣、腎臓・膀胱・前立腺、直腸などの精密な検査に用いられます。
X線検査やCT検査のような放射線被曝の心配はありませんが、30分程度の検査時間をトンネル状の磁石の中で、また、大きな音のする中でお受けいただくことになります。
CT検査は、少しずつ寝台を移動しながら体の周りをX線管と検出器が回転して断面を撮影します。1mm以下の細かさで全身のデータを得ることができます。また、造影剤を使用することで血管をはじめ多くの情報を得ることができます。さらに、近年普及している鏡視下手術やロボット手術を精度良く安全に行うための手術支援画像として役立てることができます。
当院では、Dual Energy systemを搭載した装置も導入しており、通常のCT装置では行えない高度な検査も行うことができます。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。通常、外来診察の当日に検査を行っています。
この検査は乳房にできたしこりや石灰化の状態をX線で調べるものです。検査時間は約10~20分前後です。乳房X線検査は単純X線検査のひとつですが、他の検査とは撮影の方法が若干異なり、撮影時に乳房を圧迫して撮影を行います。
食事、その他特別な制限はありません。
検査の混み具合により待ち時間が多くなる場合もありますので、ご了承下さい。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。通常、外来診察の当日に検査を行っています。
この検査は乳房にできたしこりの状態を超音波の装置で調べるものです。検査前に体表面と超音波探触子の密着性をよくするために、ゼリー状の液体をぬります。検査は、超音波探触子を体表面に当てて行います。検査時間は約15~30分前後です。
食事、その他特別な制限はありません。
検査の混み具合により待ち時間が多くなる場合もありますので、ご了承下さい。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。検査には予約が必要ですので、医師と相談して検査日時を決めていただきます。
血管造影検査は、ソケイ部(足のつけね)や腕から針を刺し、カテーテルという細いチューブを血管に挿入して、目的の血管に進め、造影剤というお薬を使ってその血管をX線で写し出すものです。針を刺す部分には消毒をして体全体に滅菌シートをかぶせます。あらかじめ、局所麻酔などを行ってから検査しますので、それほど苦痛はありません。造影剤を注入する際に多少の熱感を伴いますが、苦痛を伴うことはありません。この血管造影により血管自体の病変を診断するほか、がんなどの悪性腫瘍に対しても、その性状や広がりを診断することが可能です。検査終了後、カテーテルを抜去してから十分圧迫をして止血します。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。検査には予約が必要ですので、医師と相談して検査日時を決めていただきます。
最初にブスコパンという胃腸の動きを止めるお薬を注射します。この際、心臓の病気、緑内障、前立腺肥大のある方は注射前に伺いますので申し出て下さい。
バリウム、ガストログラフィンなどの口から飲む造影剤を使用します。造影剤の他に発泡剤というサイダーの泡のようなものが出るお薬を飲んでいただきます。飲んだ後はおなかが張ってゲップをしたくなりますが、検査が終わるまで我慢して下さい。胃の病変をより鮮明に描出するために、鼻からゾンデ(チューブ)を胃に挿入して検査を行う場合もあります。
バリウムを胃壁に付着させるために体を揺すったり、向きを変えたりします。検査中におなかを押す場合もありますが、ある程度以上の力がかからないようにしていますのでご安心下さい。もし、痛みを感じる場合には、その都度お申し出下さい。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。検査には予約が必要ですので、医師と相談して検査日時を決めていただきます。
注腸検査とは,胃のX線検査と同じようにバリウムと空気を使って,大腸を調べる検査です。検査時間は15~30分ぐらいです。検査前に大腸の動きを止めるためにブスコパンというお薬を注射します。この際、心臓の病気、緑内障、前立腺肥大のある方は注射前に伺いますので申し出て下さい。
検査は肛門からバリウムと空気を入れて検査を行います。空気によっておなかがややはることがありますが、特に心配はありませんのでご安心下さい。痛みがあった場合にはそのつど申し出て下さい。バリウムを大腸全体に行き渡らせるため、検査中には左回転、右回転などといろいろと動いていただきます。
前処置とは,よりよい検査を行なうための検査前の準備をいいます。注腸検査の場合,下剤を使って大腸の中をきれいにすることが大切です。腸の中に便が残っていますと,便と病変との区別がつきにくくなり、よい検査ができません。前処置の手順については、あらかじめ説明書をお渡ししますので、十分理解した上で準備をしてください。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。
この検査は、超音波装置を使って右側腹部または正中から胆管に針を刺し、造影剤を注入してX線透視下で胆管の流れ具合を調べるものです。胆管が詰まって胆汁が十二指腸に流れないときは、造影検査に引き続き、胆汁を体外へ排泄するための管を体表から胆管に留置します。これを胆管ドレナージといいます。多くの場合、造影検査はドレナージの処置に付随する検査です。
検査は、担当医師の診察により必要な場合に行われます。検査には予約が必要ですので、医師と相談して検査日時を決めていただきます。
この検査は超音波で乳房を観察しながら針で組織の一部を採取し、顕微鏡で細胞の形を調べる検査です。最初に乳房に局所麻酔の注射を行います。そのときは多少痛みを感じますが、その後は麻酔が効いていますので苦痛はありません。麻酔の効きが弱い方もいますので、痛みを感じたらその都度申し出てください。組織をとるとき、バネ式の針を使うのでバチンという音と振動があります。このときは針が刺さっている状態なので動かないようにして下さい。傷口は止血のためにガーゼで圧迫します。放射線技術部診断部門の検査は、通常放射線科の医師が担当しますが、超音波ガイド下乳腺生検は乳腺外科の医師が担当しています。
出血予防のために以下のことをご注意ください。
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