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埼玉県立がんセンター > 当施設について > 病院指標 > 令和5年度 埼玉県立がんセンター病院指標 > 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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掲載日:2024年10月1日

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

胸部外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 224 11.48 9.89 0 68.66  
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし - - 8.84 - -  
040150xx97x00x 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 28.25 - -  
040310xxxxxx0x その他の呼吸器の障害 定義副傷病なし - - 9.57 - -  
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 2.98 - -  

 

解説

  胸部外科で最も多かった診断群は原発性肺癌や転移性肺腫瘍の手術症例であり、224例でした。平均在院日数は11.5日と全国平均に比して、約1.6日長く、当院および当科の入退院のシステムによる影響と考えます。胸部外科の手術のクリニカルパスでは入院期間は11日または13日(土日を挟む場合)ですので、平均在院日数は12日であり、パス通りに治療が行われたことを示しています。また、術後入院日数では7.5日~9.5日でほぼパスどおり、手術前日数は2日~4日と長く、土日を挟んだ場合の術前日数が多くなっており、全体の入院日数に反映されています。現在、術前の入院システムを変更し、改善に努めています。
2番目に多かったのは縦隔悪性腫瘍であり9例、平均在院日数は11.6日と肺悪性腫瘍手術と類似した値となっています。これは、全国平均に比してさらに長くなっており、同様のシステム上の影響と考えます。
3番目に多かったのは肺・縦隔の感染の手術症例で5例でした。この群の平均在院日数は14.6日と全国平均の28.2日と約半分となっております。感染症に対する積極的な外科的アプローチが入院期間の短縮に寄与していると考えます。
4番目は術後の肺炎などによる呼吸不全が5例で平均在院日数は9.2日で全国平均と同等でした。
5番目には術後胸水貯留に対するドレナージの症例で4例、在院日数は2日で全国平均の3日に比して、1日短い結果でした。

乳腺外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 267 9.50 9.88 0 58.40  
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 147 6.00 5.64 0 57.48  
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり 22 4.45 4.00 0 47.86  
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 11 3.73 6.59 0 53.82  
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし - - 9.69 - -  

 

解説

 当科は乳房という単一臓器の診療を対象としており、令和5年度も当科の診断群別患者数の大部分は、乳房の悪性腫瘍で手術を要した患者群であった。最多であったのは、この表では乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なしであった。この項目には複数の術式の手術患者が混在している。

整形外科

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx010xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 84 4.33 5.14 0 42.88  
070041xx01x00x 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 35 18.86 16.72 2.86 62.86  
070041xx99x3xx 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等23あり 33 6.27 8.58 0 39.21  
070041xx99x0xx 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等2なし 21 8.48 7.34 4.76 58.43  
070041xx99x5xx 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等25あり 20 3.00 4.38 0 61.30  

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形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx05xxxx 乳房の悪性腫瘍 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後) 18 6.00 7.47 0 52.44  
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 17 8.59 6.59 0 53.24  
090010xx011xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1あり 12 12.42 15.21 0 46.17  
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし - - 9.88 - -  
090010xx03xxxx 乳房の悪性腫瘍 動脈(皮)弁及び筋(皮)弁を用いた乳房再建術(乳房切除後) 二次的に行うもの - - 15.43 - -  

 

解説

  形成外科では乳房再建を目的とした乳癌患者がほとんどを占める。再建方法による分類で、組織拡張器による再建、ゲル充填人工乳房を用いた再建、自家組織による再建、乳頭乳輪再建に分類される。再建時期による分類では、乳癌切除と同時に行う一次再建と、切除後時間がたってから行う二次再建がある。その他には手術後の瘢痕、瘢痕拘縮などの治療も適宜行っている。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx9903xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 22 16.82 17.01 9.09 66.73  
010010xx03x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 20 16.35 20.70 0 62.50  
010010xx9900xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 11.20 - -  
010010xx97x3xx 脳腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等23あり - - 33.23 - -  
010010xx02x0xx 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術+術中血管等描出撮影加算 手術・処置等2なし - - 21.16 - -  

 

解説 

  脳神経外科の入院患者は脳腫瘍が大部分を占めます。脳から発生する原発性脳腫瘍は発生頻度が少ない[希少がん]であり、いろいろな他施設から紹介いただいています。肺がんや乳がんなどのがんの転移性脳腫瘍は原発巣を担当する診療科と連携し治療しています。脳腫瘍の手術では、脳腫瘍を摘出する手術が最も多く、ほかには、嚢胞性腫瘍の内容液を吸引する手術や併発する水頭症に対する髄液短絡術(シャント術と呼ばれます)などの手術法があります。手術以外にも、疾患によっては放射線治療や化学療法が必要になることがあります。当院では、脳腫瘍に限局して放射線を照射する定位放射線治療を行っており、これは、正常脳への放射線障害が回避でき、治療期間も短く体への負担の少ない最新の治療法です。
当科では、主科、放射線科とカンファレンスを通して病態の理解を深め、また、看護師、リハビリスタッフ、SWとカンファレンスを行い、ひとりひとりの患者さんに最適な治療法、療養環境を提供できるように日々努力しています。

頭頸部外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx99x30x 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 121 9.01 19.54 1.65 63.54  
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし 62 9.06 7.94 0 52.65  
03001xxx0211xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1あり 手術・処置等21あり 48 38.85 39.54 0 68.21  
03001xxx0200xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 43 11.63 12.84 0 63.49  
03001xxx99x31x 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病あり 33 24.76 38.51 0 61.70  

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放射線科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100020xx99x2xx 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 28 5.96 5.83 0 67.39  
100020xx99x00x 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 8.74 - -  
- - - - - - -  

 

解説

 放射線治療科で外部照射を行う患者さんは、入院が必要な場合には紹介元の診療科で入院して放射線単独治療や化学放射線治療を行っています。
放射線治療科では、RI病棟に入院して甲状腺癌に対して行うI-131内用療法を担当しています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 177 2.05 2.44 0 74.18  
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 147 6.25 6.85 0 74.86  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 118 6.23 9.06 0 72.33  
110080xx99000x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 98 2.14 6.65 0 74.52  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 85 11.43 11.19 0 68.36  

 

解説

 前立腺癌の増加に伴い、生検目的で入院する症例が増えており、2023年度は入院患者数のトップになっています。平均在院日数は2019年度の2.98日から2.05日と短縮され全国平均より短くなっています。膀胱癌は表在性の比較的悪性度の低い癌と、浸潤傾向を有する比較的悪性度の高い癌に分かれます。表在性癌は経尿道的切除と膀胱内抗がん剤注入療法の対象となりますが再発率が高いため複数回の手術が必要になる症例が多く、入院患者数は多くなっています。平均在院日数は6.25日となっており、全国平均より短くなっています。また進行癌の場合は抗がん剤治療が主体になり入院または外来で治療を行っています。最近増加傾向が著しい前立腺癌は早期の場合手術ないし放射線治療の適応となります。前立腺癌の手術件数は2020年以降、年あたり80件から100件の間で推移しており、2023年は85件でした。そのほとんどを負担の少ないロボット支援手術で行い、在院日数は現在2週間を切っています。また、進行前立腺癌に対しての化学療法目的の入院も増えています。このほか、最近は転移を有する進行癌も含めた腎盂尿管腫瘍も増加しており、手術ないし化学療法目的の入院が増えています。

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婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 193 11.49 10.10 0.52 56.45  
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 104 3.44 4.18 0 64.50  
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 96 3.05 2.96 0 39.80  
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2なし 79 12.18 11.76 0 58.05  
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 76 3.29 4.05 0 60.39  

 

解説

令和5年度に婦人科治療入院において診断群別に多かったのは、上位から①子宮頚癌/子宮体がんに対する手術群の患者、②子宮頚癌に対する根治的放射線/放射線化学療法の患者と術後や再発の子宮体がん/子宮頚癌に対する抗がん剤治療を施行した患者の混在群、③子宮頚部上皮内腫瘍に対する手術群、④卵巣卵管等悪性腫瘍患者に対する化学療法等の治療患者群、⑤卵巣(卵管/腹膜)悪性腫瘍に対する手術群であった。それぞれ進行した病期に対する初回治療としての手術治療、手術後補助治療、再発時の治療があり、抗がん剤治療など外来治療可能な場合も相当数あるが、短期入院を複数回繰り返すことも多い。②は子宮頚癌に対する初回治療としての根治的放射線および放射線化学療法と、再発時や進行した病状における子宮頚癌/子宮体がんの種々の病状制御(治療関連合併症、緩和ケアなど)を目的とした入院が含まれており、病態によって短期~中長期の入院を要している。複数科(放射線治療科、消化器内科/外科、泌尿器科、緩和ケア科、呼吸器科など)と合同で集学的にアプローチし、病態の維持改善と退院を図っている。③は子宮頚部異形成および初期子宮頚癌に対する子宮頚部円錐切除手術の患者群であり、治療目的と診断目的がある。④および⑤の卵巣/卵管原発、一部腹膜がんを含む疾患群では、進行した病期で発症することが少なくないため、術前および術後化学療法が標準治療として行われ、比較的高率に認められる再発患者に対する化学療法、症状緩和目的の入院も多く含まれている。手術では消化器外科/泌尿器科などの診療科との合同手術となることも多い。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 84 2.31 2.98 0 75.45  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 56 8.39 8.33 0 70.75  
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 53 14.81 18.83 0 69.62  
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 49 19.12 13.59 4.08 72.61  
040040xx99060x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり 定義副傷病なし 41 12.76 13.89 0 70.85  

 

解説

 当科は切除不能進行再発肺癌の診断と治療を行っている。
診断群分類別患者数上位5位には、化学療法のみ(使用薬剤により分類が異なる)、緩和治療のみ、検査のみの患者が含まれている。

乳腺腫瘍内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 117 3.26 5.68 0 53.11  
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 83 3.14 3.51 0 53.88  
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等28あり 定義副傷病なし 65 3.08 3.55 0 59.26  
090010xx99x91x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等29あり 定義副傷病あり 23 3.39 5.70 0 61.43  
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 18 6.50 9.69 0 56.11  

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血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等29あり 62 13.39 12.88 0 71.13  
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 43 29.16 29.83 2.33 67.74  
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 34 31.56 36.19 2.94 50.88  
130030xx97x9xx 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等29あり 30 22.90 30.73 0 74.67  
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 30 20.23 19.61 0 69.90  

解説

 血液内科の入院の中で最も数が多いのは悪性リンパ腫の患者さんの化学療法導入です。治療を要する患者さんが多いので、多くの患者さんには導入療法の後は通院治療に移行して頂いています。再発した悪性リンパ腫の患者さんのうち、若い方には治癒を目指した自家末梢血幹細胞移植やCAR-T療法を前提とした化学療法を行っています。自家移植の対象にならない患者さんに対しては、二重特異性抗体や可能な範囲で強力な化学療法を行い、病気がない期間をできるだけ長くすることを目標にしています。
延入院日数が最も多いのは急性白血病患者さんの寛解導入療法、地固め療法、同種造血幹細胞移植での入院です。強力な化学療法と病状により造血幹細胞移植を併用して、白血病の治癒と社会復帰を実現しています。
高リスクの骨髄異形成症候群の患者さんには、メチル化阻害剤などを用いた化学療法を行い、元気でいられる時間をできるだけ長くすることを目標に治療を行っています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060010xx04xx0x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 内視鏡的食道粘膜切除術等 定義副傷病なし 118 6.26 8.63 0 71.87  
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 116 6.58 7.61 0 74.15  
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 110 8.01 8.67 0 69.60  
06007xxx9905xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 71 5.80 7.32 0 67.94  
060035xx04xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 68 5.16 6.45 0 72.22  

 

解説

 外科手術を行わない消化器内科では、内視鏡治療、抗癌剤治療が主な内容となります。中でも食道(頸部含む)粘膜切除術が118症例となっており、平均在院日数は6.26日となっています。その次に多い症例は、内視鏡を使用した胃・十二指腸ポリープ・粘膜切除術が116症例で、平均在院日数は6.58日、次いで食道癌の化学療法(食道の悪性腫瘍(頸部を含む) 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし)が110症例で、平均在院日数は8.01日となっています。
 膵臓、脾臓の腫瘍の化学療法(手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり)は71症例で、平均在院日数は5.80日でした。また、早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術(結腸の悪性腫瘍(虫垂を含む))は68症例で、平均在院日数は5.16日でした。

消化器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 81 14.88 18.01 0 68.44  
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 79 13.29 15.12 0 70.59  
060050xx02xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等 55 12.22 14.28 0 67.84  
060040xx0200xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 51 13.94 14.80 0 67.51  
060010xx02xx0x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 食道悪性腫瘍手術(消化管再建手術を併施するもの) 頸部、胸部、腹部の操作によるもの等 定義副傷病なし 42 30.19 29.25 0 71.17  

 

解説

 当科における診断群分類別にみる患者数は、標記のごとく大腸悪性腫瘍130例(結腸79+直腸肛門51)、胃悪性腫瘍81例、肝悪性腫瘍55例、食道悪性腫瘍42例となります。この数が診断群分類別の症例数となり、実際には、各悪性腫瘍の診療患者数は、この数値よりも多くなっています。診療科別手術患者数の項で記載します。
在院日数は全国平均にほぼ一致しており、在院日数の短縮を目指しつつ、適正で丁寧な診療に心がけています。

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地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

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