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埼玉県立がんセンター > 当施設について > 平成28年度埼玉県立がんセンター病院指標 > 診断郡分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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掲載日:2023年12月21日

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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胸部外科  

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり  手術・処置等2なし

239

12.10

12.73

0.42

67.29

 
040310xxxxxxxx その他の呼吸器の障がい

15

11.80

10.77

0.00

68.13

 
040040xx9910xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし

11

2.45

3.68

0.00

76.73

 
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし

-

-

11.61

-

-

 
040150xx97x00x 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし

-

-

31.34

-

-

 

解説

肺悪性腫瘍手術(原発性肺癌及び転移性肺腫瘍)が239症例と最も多く、平均在院日数は12日でした。クリニカル・パスでは手術の曜日で異なりますが、入院期間は11日または13日となっており、平成28年度の在院日数から、ほとんどの患者さんが順調な経過を辿られていることがわかります。
平成28年の原発性肺癌に対する根治を目的とした手術は190例で、UICC7th TNM分類による病理病期分類ではstage0 2例、stageⅠ 137例、stageⅡ 26例、stageⅢ 24例、stageⅣ 1例でした。肺切除の内訳は、肺葉切除術 135例、区域切除 27例、部分切除 20例で、胸腔鏡下手術は93例でした。
また、転移性肺腫瘍は69例であり、胸腔鏡下手術67例でした。その他の呼吸器障がいが15例と2番目に多く、平均11.8日の入院。肺の悪性腫瘍で手術を施行しなかった例(気管支鏡検査(EBUS)やCTガイド下生検)は11例で平均2.4日でした。縦隔腫瘍の手術症例は9例であり、平均在院日数は11日、肺・縦隔の感染などで手術を施行した症例は9例で平均20.4日と長期化する傾向がみられた。

乳腺外科 

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍  乳腺悪性腫瘍手術  乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし

255

5.98

6.59

0.00

54.79

 

090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍  乳腺悪性腫瘍手術  単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし

121

9.06

10.30

0.00

60.77

 

090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍  乳腺悪性腫瘍手術  乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし

77

10.60

11.57

0.00

57.44

 
090010xx99x00x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

16

3.25

9.39

0.00

64.38

 
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし

11

3.36

6.11

0.00

57.82

 

 

解説

乳腺外科対象疾患の大部分は乳房の悪性腫瘍であり、これに対して年間450例を上回る定型的手術を施行した悪性腫瘍の入院患者数が認められました。
最も多かったのは、腋窩部郭清を伴わない乳房部分切除術を行った乳房の悪性腫瘍でした。この対象には腋窩治療としてのセンチネルリンパ節生検施行群と非施行群とがあり、いずれも短期入院での治療が可能でした。 

整形外科 

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)  四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 副傷病なし

138

6.12

5.94

0.00

48.53

 
070041xx99x3xx 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。)  手術なし 手術・処置等23あり

104

4.60

10.19

0.00

59.38

 
070041xx01x0xx 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。)  四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術 手術・処置等2なし

47

18.47

19.53

2.13

62.21

 
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし

29

9.17

5.11

0.00

44.31

 
070040xx99x4xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等24あり

23

4.78

17.48

0.00

25.43

 

解説

骨軟部腫瘍自体は非常にまれな疾患であり、その中での大多数は良性腫瘍である。これらの中には、無症状で緩徐な発育を示す疾患の場合経過観察となることも多いが、一方で骨脆弱性や疼痛、あるいは神経症状といった腫瘍起因の症状がある場合、手術の適応となる。これら良性腫瘍が発生頻度的には結果として最多症例となる。
軟部悪性腫瘍の術後補助化学療法は転移予防・治療に重要です。入院にて種々抗がん剤の点滴治療を行います。適応としては高悪性病変が化学療法の対象となります。
悪性軟部腫瘍に対する手術は、基本は広範切除であり、骨軟部組織の欠損がある場合、皮弁や骨移植などの再建が必要となる。複雑な再建後の創部治癒期間や術後リハビリ期間の必要性から在院日数は平均2週あまりであるが症例に応じて異なっている。

 

形成外科 

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍  乳腺悪性腫瘍手術  単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし

34

11.59

10.30

0.00

48.62

 
090010xx05xxxx 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき)乳房(再建手術)の場合等

31

5.77

7.91

0.00

50.29

 
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし

-

-

6.11

-

-

 
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術  乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし

 -

 -

 11.57

 -

 -

 
070570xx970xxx 瘢痕拘縮 その他の手術あり 手術・処置等1なし  

-

 -

 6.26

 -

 

 

解説

形成外科では乳房再建を目的とした乳癌患者がほとんどを占めます。
再建方法による分類では、組織拡張器による再建、インプラント、自家組織による再建があります。
再建時期による分類では、乳癌切除と同時に行う一次再建と、切除後時間がたってから行う二次再建があります。
その他には、手術後の瘢痕、瘢痕拘縮などの治療も適宜行っています。
 

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx99030x 脳腫瘍 手術なし  手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし

29

13.66

9.60

0.00

65.72

 
010010xx01x00x 脳腫瘍  頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2なし 副傷病なし

16

25.00

22.47

6.25

67.25

 
010010xx9904xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり

-

-

29.31

-

-

 
010010xx99000x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

-

-

11.54

-

-

 
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

-

-

7.12

-

-

 

解説

脳神経外科の入院患者は、脳腫瘍が大部分を占めます。脳腫瘍は、脳から発生する原発性脳腫瘍と、肺癌や乳癌などの癌の転移性脳腫瘍に分類されます。
原発性脳腫瘍は脳神経外科が、転移性脳腫瘍は原発巣を担当する診療科と連携し、いずれかの科が主治医となって治療しています。脳腫瘍の手術では、脳腫瘍を摘出する手術が最も多く、他には嚢胞性腫瘍の内容液を吸引する手術や併発する水頭症に対する髄液短絡術(シャント術と呼ばれます)などを行っています。手術以外には、放射線治療や化学療法があります。当院では、脳腫瘍に限局して放射線を照射する定位放射線治療を行っており、これは、正常脳への放射線障がいが回避でき、体への負担の少ない最新の治療法です。
入院患者数の多い治療群の上位三位までは、いずれも脳腫瘍を治療した群でした。第一位は放射線治療を主体とし手術以外の治療群で、第二位は手術治療群、第三位は化学療法などの薬剤治療群です。
当科では、主科、放射線科とカンファレンスを通して理解を深め、ひとりひとりの患者さんに最適な治療法を提供できるように日々努力しています。

頭頸部外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx99x3xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし  手術・処置等23あり

141

15.35

37.93

0.00

63.70

 
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍  頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

74

16.88

14.06

0.00

68.12

 
100020xx01x0xx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術  切除等 手術・処置等2なし

63

8.51

9.27

0.00

60.78

 
03001xxx0111xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1あり 手術・処置等21あり

52

33.79

43.31

0.00

65.06

 
03001xxx97x00x 頭頸部悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし

43

7.72

10.28

2.33

65.72

 

解説

頭頸部外科では、頭頸部悪性腫瘍に対して臓器と機能を温存する目的で化学放射線同時併用療法(抗がん剤を投与しながら放射線治療を連続的に行う治療)を行う人の割合が多くなっています。
また、頸部悪性腫瘍に対する手術(頸部手術のみの場合もあれば、原発巣切除後に遊離組織を移植するような手術も含めて)が次に多くなっています。
当科は外科診療科ではありますが、頭頸部終末期患者の受け入れも行っており、緩和ケアを実施する場合もあります。

放射線科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
100020xx99x2xx 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし  手術・処置等22あり

21

5.00

6.56

0.00

61.90

 
040040xx9902xx 肺の悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり

10

19.60

24.87

0.00

75.10

 
010010xx99031x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病あり

-

-

28.70

-

-

 
03001xxx99x2xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり

-

-

33.71

-

-

 
060010xx99x2xx 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等22あり

-

-

32.00

-

-

 

 

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)  皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし

27

4.26

8.78

0.00

74.11

 
080005xx01x0xx 黒色腫  皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし

14

10.50

14.87

0.00

71.93

 
080005xx97x0xx 黒色腫 その他の手術あり 手術・処置等2なし

-

-

11.52

-

-

 
080006xx99x3xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 手術なし 手術・処置等23あり

-

-

9.17

-

-

 
110100xx97x0xx 精巣腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし

-

-

9.57

-

-

 

解説

皮膚科の最も多い症例は有棘細胞癌で、続いて基底細胞癌、ボーエン病です。このうち基底細胞癌とボーエン病は、当科では外来で治癒される方が多い疾患です。次に多いのは悪性黒色腫です。乳房外パジェット病も増えています。高齢化が進んでおり当科での患者さんの平均年齢は高い傾向を示しています。短期入院にてADLの低下を防ぐ対応をとっています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍  膀胱悪性腫瘍手術  経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

118

7.57

7.44

0.85

69.20

 
110080xx01x0xx 前立腺の悪性腫瘍  前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし

66

13.32

13.39

0.00

64.77

 
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし

55

15.02

11.72

0.00

69.04

 
110060xx99x20x 腎盂・尿管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし

 38

 6.58

 11.71

 0.00

 69.29

 
110070xx99x0xx 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし

 32

 11.41

 10.42

 0.00

 71.03

 

解説

膀胱癌は表在性の比較的悪性度の低い癌と、浸潤傾向を有する比較的悪性度の高い癌に分かれます。表在性癌は、経尿道的切除と膀胱内抗がん剤注入療法の対象となりますが、再発率が高いため複数回の手術が必要になる症例が多く、入院患者数は最も多くなっています。平均在院日数は7日程度となっており、平均的なものとなっています。また、進行癌の場合は抗がん剤治療が主体になり2週間程度の入院で行っています。
最近増加傾向が著しい前立腺癌は、早期の場合手術ないし放射線治療の適応となります。手術はロボット支援手術の導入により患者への負担が減っており、在院日数も減少傾向にあります。
また腎癌、腎盂癌、尿管癌は、早期であれば手術、進行癌は抗がん剤の適応となります。低侵襲の小切開手術を取り入れており、術後の合併症は少なく、在院日数も短くなっています。

婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし  手術・処置等24あり 副傷病なし

206

5.16

5.12

0.00

60.41

 
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍  子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし

134

14.16

13.29

0.00

58.55

 
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし

123

5.65

4.92

0.00

62.74

 
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2なし

41

13.56

13.58

0.00

55.63

 
12002xxx99x30x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし

40

39.35

20.81

0.00

58.85

 

  

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし  手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし

206

8.35

12.35

0.49

69.82

 
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

102

15.38

14.83

2.94

69.70

 
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし

83

3.86

3.68

0.00

71.66

 
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり

62

9.94

12.01

0.00

65.50

 
040040xx9906xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり

58

12.03

19.34

0.00

67.60

 

解説

呼吸器内科では、切除不能進行再発肺癌の診断と治療を行っている。
診断群分類別患者数上位5位には、化学療法のみ、化学療法+放射線併用療法、放射線治療のみ、緩和治療のみ、検査のみの患者が含まれている。

口腔外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx99x3xx 頭頸部悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等23あり

22

11.50

37.93

0.00

52.27

 
03001xxx0111xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1あり 手術・処置等21あり

19

27.53

43.31

0.00

56.53

 
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等  手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

12

15.58

14.06

0.00

61.25

 
03001xxx99x2xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり

11

20.64

33.71

0.00

73.00

 
03001xxx99x00x 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

-

-

13.57

-

-

 

解説

歯科口腔外科の入院患者は、口腔領域の粘膜上皮に由来した扁平上皮癌が多くなっています。これらの症例に対して、入院期間12日ほどの術前、術後の化学療法や化学放射線同時併用療法を多く試行しています。
また、手術療法として切除と植皮、また形成外科との連携による切除と遊離組織移植術も増えています。続いて、植皮や移植を伴わない手術、放射線治療単独、症状緩和を目的とした入院治療があります。

乳腺腫瘍内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし

149

3.65

9.46

0.00

53.03

 
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし  手術・処置等24あり 副傷病なし

135

2.96

4.64

0.00

53.64

 
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等26あり

75

4.12

4.56

0.00

55.48

 
090010xx99x00x  乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

 24

 15.42

 9.39

 4.17

 58.83

 
090010xx99x01x   乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり

 18

 24.83

 13.58

5.56 

57.72 

 

解説

乳腺腫瘍内科では、乳癌の薬物療法を行っている。術前・術後・再発乳癌患者の抗癌化学療法や分子標的薬の導入治療を入院で行っている。
また、転移・再発患者の終末期医療も、緩和ケア科や精神腫瘍科の協力のもと、QOLを重視した診療を行っている。

血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし  手術・処置等24あり 副傷病なし

74

10.84

16.83

1.35

68.73

 
130010xx97x2xx 急性白血病  手術あり 手術・処置等22あり

56

35.46

41.96

0.00

52.18

 
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫  手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし

50

24.42

34.90

0.00

67.30

 
130030xx97x3xx  非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等23あり 

 36

 31.11

 36.08

 2.78

 57.17

 
130030xx99x00x  非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 

 28

 11.82

 10.71

0.00

 67.96

 

解説

血液内科の入院の中で最も数が多いのは、悪性リンパ腫の患者さんの化学療法導入です。治療を要する患者さんが多いので、半数以上の患者さんには入院期間Ⅰ内で通院治療に移行して頂いています。
再発した悪性リンパ腫の患者さんのうち、若い方には治癒を目指した自家末梢血幹細胞移植を前提とした化学療法を行っています。自家移植の対象にならない患者さんに対しても可能な範囲で強力な化学療法を行い、病気がない期間をできるだけ長くすることを目標にしています。
延入院日数が最も多いのは、急性白血病患者さんの寛解導入療法、地固め療法での入院です。強力な化学療法と病状により造血幹細胞移植を併用して、白血病の治癒と社会復帰を実現しています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。)  手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし

194

9.13

9.82

0.00

66.20

 
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍  内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし

93

6.29

9.02

3.23

72.73

 
060010xx02x00x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 内視鏡的食道粘膜切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし

80

6.43

9.91

0.00

70.25

 
060020xx99x30x   胃の悪性腫瘍  手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし

 65

 6.77

 6.88

 1.54

 65.78

 
060020xx99x5xx  胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 

53

 5.74

 8.38

 0.00

 66.00

 

 

解説

外科手術を行わない消化器内科では、内視鏡治療、抗がん剤治療が主な内容となります。中でも食道の悪性腫瘍への化学療法が194症例となっており、平均在院日数は9日となっています。その次に多い症例は、内視鏡を使用した胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(EMR)が93症例となり、次いで食道(頸部含む)粘膜切除術で80症例となっています。その場合内視鏡処置を行った在院日数は、6日から7日です。
胃の悪性腫瘍に対する化学療法が65症例となり、ほかにオキサリプラチンを用いた治療が53件になります。

 

消化器外科 

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術  全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

115

13.24

15.92

0.00

69.17

 
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術  悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし

103

16.03

17.65

0.00

67.95

 
060010xx01x1xx 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 食道悪性腫瘍手術(消化管再建手術を併施するもの)  頸部、胸部、腹部の操作によるもの等 手術・処置等21あり

57

42.04

38.19

3.51

66.88

 
060040xx02x00x  直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術  切除等 手術・処置等2なし 副傷病なし 

 45

 15.42

17.98 

 0.00

 63.40

 
060020xx01x0xx  胃の悪性腫瘍 胃全摘術  悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 

 39

 22.77

 20.58

0.00 

 64.95

 

  

緩和ケア科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

10

30.50

14.83

0.00

67.50

 
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等22あり

-

-

24.03

-

-

 
03001xxx99x00x 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし

-

-

13.57

-

-

 
060020xx99x00x  胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 

 -

-

 11.20

 -

 -

 
060040xx99x01x  直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり 

 -

 -

 17.27

 -

 -

 

解説

緩和ケア病棟へ入棟する患者は、院内からの紹介が約9割、院外からの紹介が約1割である。あらゆる癌腫に対応している。

 

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地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立がんセンター  

郵便番号362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町小室780番地 埼玉県立がんセンター

ファックス:048-722-1129

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