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掲載日:2024年2月15日
医療機器の管理業務のご紹介
病棟や手術室では、治療や診断に多くの医療機器が使用されております。臨床工学部ではそれらのなかで、50余機種600余台の機器の保守管理にあたってますが、ここでの業務内容は単なる機器の修理・点検だけでなく、機器の購入時の検収、運用時の保守、廃棄等、いわゆる「機器のライフサイクル」全般に関わっています。
機器は年々老朽化するので機器の劣化を考慮し、計画的に機器の更新を進めています。
現在、臨床工学部が主体となって計画を進めている機器は人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプ等ですが、病棟・手術室から依頼された機器については選定作業を進めています。
検収を依頼された機器に関しては、全て検収・整備しコンピューター登録後、各部所に配布しています。
機器に不具合やトラブルが発生した場合は、臨床工学部へ連絡する体制になっています。連絡が入った場合は速やかに対応し、原因を追及しその結果を発生部所へ報告することにしています。
医療機器の中でも生命維持装置や治療機器の不具合は、患者に直接影響を与えます。そこで特に重要な人工呼吸器、保育器など12品目について、年1回の定期点検を計画・実施し機器の性能・安全性の確保に努めています。
人工呼吸器は、医療機器のなかでも特に重要な治療機器です。この呼吸器が適切かつ安全に運用されるよう毎日看護師によって点検されていますが、臨床工学部では別な視点から使用中の動作チェックを確認しています。
新しい医療機器が次々と開発され臨床の場に導入されております。これらの医療機器の導入にあたっては、工学的立場より調査・研究し導入するよう協力しております。
臨床の場には、重要な医療機器が多用されてきており、これらの機器を正しく理解した上で使用することが重要です。そのため機器取扱者に対し、定期、不定期に院内での教育を実施し、機器の安全教育を進めています。
医療機器は1台1台MEのコンピューター(医療機器管理システム)に登録しており、コンピューターを開くと機器の履歴(購入から廃棄までの経過)がわかるようになっています。
なお、、MEと病棟はコンピューターで繋がっており、病棟でも自分の病棟の保有機器を把握することができます。
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